カテゴリー別アーカイブ: ジャンル

25年目の弦楽四重奏

25年目の弦楽四重奏

日本にいるときはクラシックコンサートにはまったく足を運ばない僕ですが、ヨーロッパではそれぞれの国ごとに聴きに行ってました。いや、日本人が演奏するクラシックが嫌いなわけでなく、なんとなく日本本来の音楽ではないから気分が乗らないため、わざわざ聴きに行くまでもなく、海外の有名なオーケストラのCDを聞けば十分だと思っているからです。そんな僕がなぜヨーロッパでは足繁くクラシックコンサートに通ったのか。それは...[続きを読む]

デリカテッセン

デリカテッセン

肉食か菜食かと聞かれると、ちょっと困ってしまいます。普段食事するときは、外食の場合は栄養のバランスをほぼ気にせず直感的に選んでますし、自分で調理する場合も肉を調味料と炒めるか生野菜をボールに開けて食べるかなので、どちらに極端に偏っていることはないです。ま、そもそも人間は雑食なので単純に肉か野菜かで区別することなんてできないわけですが、どちらかと言えば、肉食のほうでしょうか。とは言え、海の幸山の幸が...[続きを読む]

ジャンヌ・ダルク

ジャンヌ・ダルク

いまとなっては世界史上の人物というより、ソーシャルゲームの最高レアキャラとして認識されることが多くなってしまった感のあるジャンヌ・ダルク。貴い生まれではないごく普通の少女がある日、神のお告げを聞いたことでフランス軍を率いることとなり、敵対するイングランド軍を蹴散らすというヒロイックなエピソードがファンタジーっぽくて、スマホ向けのゲームではもはや欠かせない存在となっているのはたしかなこと(北欧神話も...[続きを読む]

マンイーター

マンイーター

「ワニ 人食い」で検索すると、身の毛もよだつようなレポートともに、大きな口を開けた巨大なワニの画像が見られるサイトがいくつもヒットします。中でも、人食いワニと紹介されており桁違いのスケールを誇る「イリエワニ」には戦慄せざるを得ません。体重が1トン以上もあり体長の平均は6mといいますから人間が素手でかなうはずがありません。目の前を通り過ぎるものは何でも食べてしまうという点からして勝てる気がしませんね...[続きを読む]

マイ・ビューティフル・ランドレット

マイ・ビューティフル・ランドレット

この映画は、パキスタン系でロンドンに住む青年オマールが、友人であるイギリス人のジョニーとコインランドリーの経営を成功させ、ジョニーとの男同士の恋情を深めていくという話。しかし、特にビジネス要素があるわけではなく、旧宗主国と旧植民地との溝は埋まらないながらも、社会的立場が逆転したオマールとジョニーの密な関係を描くことにスポットを当てた作品です。国同士では慣習的な上下関係が存在すれど、個人単位ではそれ...[続きを読む]

ラスト・オブ・モヒカン

ラスト・オブ・モヒカン

「モヒカン」と聞くと条件反射的に、北斗の拳のヒャッハーを思い浮かべるのは僕だけではないはず。そう、「ヒャッハー!!」と奇声をあげながら我が物顔に改造バイクを暴走させるチンピラのことで、身の程知らずにもケンシロウに手斧を振り上げるも一瞬で秘孔を突かれて死ぬ雑魚キャラ。こいつらはだいたい、頭の両脇を刈り込み中央部だけ高々と伸ばした髪型、つまりモヒカン刈りをしています。そのため、印象が強烈すぎ、本来指し...[続きを読む]

ミスティック・リバー

ミスティック・リバー

「贖罪」。どんな意味か聞かれて正確に答えられる人はどれほどいるでしょうか。もちろん、罪滅ぼしとか罪を償うとか、言葉の置き換え的な説明は誰でもできると思いますが、ここで焦点としているのはその原型的な意味。もうこのへんで宗教的なにおいがして途端に神との対話みたいな高尚な解説に発展しそうな雰囲気なのですが、調べてみるとたしかに僕には高尚すぎました。そもそも贖罪とは、人間の罪と苦しみからの解放を意味し、広...[続きを読む]

ディバイナー 戦禍に光を求めて

ディバイナー 戦禍に光を求めて

この映画の舞台となったガリポリの戦い。たぶん日本人にはまったく馴染みがないでしょうし、僕自身も名前の響きから古代ギリシア時代の戦争のひとつかなと思ってました。ですが、本編を観てみると、第一次世界大戦なんですね。さらに、この戦いの上陸作戦が行われた4月25日は、オーストラリアとニュージーランドで「アンザック(ANZAC)・デー」と呼ばれ国民の祝日となっているほど重要な戦いであったことがわかりました。...[続きを読む]

あしたのパスタはアルデンテ

あしたのパスタはアルデンテ

いま現在の社会において、「親が決めた通りの人生を歩む」という考え方は、相当古臭い価値観として広く認識されていると思います。「親が決めた通り」というのは、武士の息子は武士、染物屋の息子は染物屋、米屋の息子は米屋といった感じで、先祖代々、ひいては社会全体が血縁一統で成り立っていた社会的慣習のこと。要するに、土地と地主に縛られていた小作農は除いて、商家や武家の子が自らの意志あるいは親への反発からまったく...[続きを読む]

サイダーハウス・ルール

サイダーハウス・ルール

ドラマや小説、歌の歌詞などで少年を描く際、何かに縛られて不自由を感じている、古い慣習に息苦しさを感じている、既存の概念を押し付けてくる大人に対抗心を抱く、といった感じで描かれることが多いと思います。少年、だいたい中高生くらいの年代を指すと思いますが、こうした場合、「社会の不条理に対する義憤」「大人が決めた間違ったルールを正す闘争」「何も変えようとしない後ろ向きな姿勢への糾弾」というニュアンスを下地...[続きを読む]