カテゴリー別アーカイブ: アクション

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

アメコミと言ったら、僕は「スーパーマン」と「スパイダーマン」しか知らないですし、そう言えば子供の頃「トランスフォーマー」のアニメがテレビでやってたなくらいの知識しかありません。で、それを観て感化されたという記憶もなく、ただ単にアメリカ人なら誰でも知ってる子供向けヒーローなんだという冷めた認識で留まっています。別に、アメコミに対して不快な感情を抱いて忌避したというわけではないのですが、日本の子供向け...[続きを読む]

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ

ある日突然、まったくの一文無しとなってしまい、生活の見通しが立てられなくなったらどうするか、考えてみました。まずお金がないことにはどうすることもできないので、なんとかしてお金を工面する手段を講じるでしょう。衣食住、人間が普通の生活をしていくのに最低限必要なものですが、これらを確保するためには当然ながらお金が必要だからです。その中でも、「食」はもっとも重要な要素であり、何らかの栄養を摂取し続けない限...[続きを読む]

ソードフィッシュ

「ハッカー」って聞くと、もうそれだけで犯罪のにおいが鼻をくすぐり、身構えてしまいます。たとえヤフーしか見ないというネットライフを送っているとしてもです。そんな感じなので、僕らが想像する一般的なハッカー像というのは、おおよそのところで一致しているはず。政府や大企業のシステムに侵入して情報を盗んだり、金融機関が管理するクレジットカードのデータベースを操作して不正使用したりして、コンピュータネットワーク...[続きを読む]

大脱走

この映画に限らないのですが、“脱出不可能”を謳う刑務所なり監獄から逃げ出す手段として、トンネルを掘るというのはよくあるパターンですね。最新型の鉄筋コンクリート造りの建物はどうかわかりませんが、戦時中の掘っ立て小屋的な収容所なら床を剥がせば地面だったわけだし、いざ脱出となったらトンネルを掘るという発想になるのは当然だったことでしょう。それに、歴史小説を読んでいると、攻城戦で、味方陣地から城内へと通じ...[続きを読む]

コンスタンティン

「悪魔」って聞くと、どうしてもRPGの世界を思い浮かべてしまいます。特に、中ボスやラスボスといったストーリーの要所で登場する敵は、まさにこれぞ悪魔といった姿形をしていて、画面を通して強い恐怖や憎悪が伝わってきます。その姿形は、たいてい牛とかヤギとか竜の格好をしていて、頭に鋭い角が生え、目は真っ赤に燃え、手には三叉戟(先端が3つに分かれた槍)を持ち、背中にはコウモリみたいな翼、手足にはなんでも切り裂...[続きを読む]

スパイダーマン

ヒーローとはなんだろうと考えてみました。真っ先に思いついたのが、弱きを助け強きを挫く、いわゆる勧善懲悪を地で行く存在。圧倒的な腕力で相手をねじ伏せるタイプや、やんごとなき権威で相手をひざまずかせるタイプなどいろいろあるでしょうが、とにかく、弱い立場にある人たちを守る立場にある、あるいはそういう行動をつねに心がけている人だとして間違いではいないでしょう。ストレートに言ってしまえば、ヒーローとは悪を根...[続きを読む]

ワイルド・スピード EURO MISSION

学生時代に自動車の免許を取得して以来、ほとんど運転をしていないので、いまや完全にペーパードライバーです。マニュアルで免許取りましたが、もうすっかり感覚を忘れてしまっているので、オートマチックしか運転できないでしょう。鉄道・地下鉄が網の目のように走り、月極の駐車場料金がべらぼうに高い東京に移り住んでからは、車の運転からさらに遠ざかる傾向にあります。さすがに地元に戻ったり地方に引っ越す必要ができた場合...[続きを読む]

バックドラフト

僕が育った地域というのは、山を切り開いて均した台地の上に造成された住宅地。地名に「ニュータウン」こそ付きはすれど、小規模スーパーと小学校、郵便局、駄菓子屋があるだけの、まったく開けていないところでした。放課後の遊びは、同級生と球技をしたりファミコンをやることのほか、未開拓の山の中に分け入って冒険したりするくらいが関の山。ファミリーレストランが徒歩圏内にあって電車に乗って帰宅するなんていう環境がとて...[続きを読む]

トゥルー・ロマンス

債務の支払を一定期間だけ猶予されていることを「モラトリアム」といいますが、そこから転じて、社会的責任を一時的に免除あるいは猶予されている期間のことを指したりします。特に、就職活動前の大学生に当てられることが多く、さまざまな挑戦を通して生きがいや働きがいとは何かを模索し、自分自身のアイデンティティを確立していく期間のことを言ったりします。本格的に社会人になる前にアルバイトや人との出会いを通じて社会勉...[続きを読む]

ボーン・アルティメイタム

記憶喪失とまではいかなくとも、「自分自身が何者なのか」と思い悩むことでアイデンティティを失っている人は相当数います。僕もそのうちのひとりです。自分が持つ客観的な価値、周囲が自分に対して持つ評価を気にし始めると、これからどのように生きていけばいいのかわからず、目標や生きがいも見つけられないという絶望的な気持ちになってしまうのはしょっちゅう。自分が自分でないような感覚に襲われ、地面から足が浮遊している...[続きを読む]