カテゴリー別アーカイブ: ドラマ

クロエの祈り

クロエの祈り

パレスチナとは、現代のパレスチナ国の領土としてのヨルダン川西岸地区とガザ地区を含めた地域のことですが、もっと広い意味ではイスラエル、パレスチナ自治区、ヨルダン、レバノンとシリアの一部を指します。で、パレスチナ人とは、ヨルダン川より西の、現在のイスラエルとパレスチナ自治区に居住している人々のことを言うようです。聖書で「乳と蜜の流れる土地」と称えられたこの地は、十字軍やナポレオンの遠征など世界史の舞台...[続きを読む]

東ベルリンから来た女

東ベルリンから来た女

ヨーロッパ旅行中、ベルリンの壁を見に行きました。それが、ドイツのベルリンという都市を東西に分断するためにそびえ立っているものだということは幼い頃には何かで知っており、学生になってから、その壁がハンマーで叩き壊わされる映像が頻繁にテレビで流れたのを強烈な印象とともに記憶しています。なので、僕自身がリアルタイムで見聞きした歴史をこの目で見られるということに興奮していたのですが、実物を目にするや、高速道...[続きを読む]

少女は自転車にのって

少女は自転車にのって

僕がこれまで訪れたイスラム教国家と言えば、マレーシアとトルコだけですが、マレーシアは多民族国家なのでイスラム一色に染まっているわけではなく、トルコに至っては政教分離を採用しているのでヨーロッパの都市と見紛うほど(イスタンブールは特に)。いろいろ旅ブログや世界紀行番組を見たりしていると、中東や北アフリカを中心としたアラブ諸国では、たとえ旅行者でも女性は被り物をしなくてはいけなかったり入場を禁止されて...[続きを読む]

黄金のアデーレ 名画の帰還

黄金のアデーレ 名画の帰還

僕は割とよく海外旅行をするほうで、世界遺産をはじめとする名所旧跡はもちろんのこと、その国を代表する博物館や美術館には必ず足を運ぶことにしています。でも正直言うと、古代史や文化史にそれほど強い関心があるというわけではないので、だだっ広い館内を歩いているうちに、飽きが回ってきてソファに腰掛けてうとうとしてしまうことがよくあります。古墳時代の土器や武器、何が書いてあるのかさっぱりわからない古文書など、最...[続きを読む]

屋根裏部屋のマリアたち

屋根裏部屋のマリアたち

メイドとは、個人宅にて清掃、洗濯、炊事などの家庭内労働を行う女性の使用人のこと。もともとは結婚前に奉公に出された若い女性のことだったらしいですが、現在では未婚や既婚に関わらずあくまでも職種を意味するとのことです。その家庭内労働における立ち位置に歴史的経緯があり、古代ローマでは奴隷と明らかな被差別的職種であり、中世においては使用人、また近世以降は家事使用人と、微妙にニュアンスを変えながらも少しずつ酷...[続きを読む]

ひつじ村の兄弟

ひつじ村の兄弟

アイスランドの田舎村で牧羊を営むグミー(主人公・弟)とキディー(兄)は互いにすぐ近くのところで暮らしているにも関わらず、まったくの疎遠状態で協力して事に当たるということをしません。無言の牽制をし合っている感じで、一方が頭抜ければ他方が妬んで足を引っ張ろうとします。憎しみ合っているわけではありませんが、本当は赤の他人になりたいのに、血縁という外すに外せない足かせが無用に関係を煩わしくさせているといっ...[続きを読む]

アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち

アイヒマンショー

アドルフ・アイヒマン。ナチス・ドイツの親衛隊幹部として、主にユダヤ人からなる数百万の人々を強制収容所に移送する指揮的役割を担った人物です。オーストリアでの少年時代は顔立ちがユダヤ人に似ていたことから、ユダヤ人の友だちが多かったそうですが、ヒトラーの演説を聞いて考えが一変。「総統の演説を聞いてから、自分はドイツ民族の敵であるユダヤ人と仲良くしていたことに腹が立った」とし、ユダヤ人に対する感情を燃やし...[続きを読む]

ミリオンダラー・ベイビー

ミリオンダラー・ベイビー

誰しも、夢や恋やあこがれは抱くものですが、到底乗り越えられそうにない壁に突き当たったら、どうすればいいか大きな選択を迫られることになります。諦め時が肝心と言って気持ちを切り替えて別の目的を探す人もいれば、いやここで踏ん張らないと運命を切り拓くことはできないと根性論をぶつ人もいるでしょう。考えたかは人それぞれなので、どちらが正解かなんて答えがあるはずがありません。でも、ドラマやアニメなどでは圧倒的に...[続きを読む]

カミーユ、恋はふたたび

カミーユ、恋はふたたび

過去に戻ってやり直すことが一度だけできるとしたら、多くの人が「恋愛」関係のシチュエーションを選択することと思います。その理由は単純で、恋愛の失敗がその人に与える影響がとてつもない悔恨を伴うものであるとともに、そのあまりの失落感からまたやり直そうと思う気力すら奪われてしまうものであるからで、タイムスリップという人知の及ばない方法しかないと考えるからです。失恋したら気持ちを入れ替えて前を向こうなんて模...[続きを読む]

25年目の弦楽四重奏

25年目の弦楽四重奏

日本にいるときはクラシックコンサートにはまったく足を運ばない僕ですが、ヨーロッパではそれぞれの国ごとに聴きに行ってました。いや、日本人が演奏するクラシックが嫌いなわけでなく、なんとなく日本本来の音楽ではないから気分が乗らないため、わざわざ聴きに行くまでもなく、海外の有名なオーケストラのCDを聞けば十分だと思っているからです。そんな僕がなぜヨーロッパでは足繁くクラシックコンサートに通ったのか。それは...[続きを読む]