カテゴリー別アーカイブ: ドラマ

セント・オブ・ウーマン/夢の香り

セント・オブ・ウーマン

僕が初めて香水を付けるようになったのは、大学生になってから。特に体臭が気になるとかというわけではなく、なんとなく「カッコつけたかった」からです。それ以外にも、高校生だと不良みたいに思われこそすれ、大学生になれば逆に対人関係における身だしなみのひとつだと考えていたことにもよります。大学に入ってすぐ付けるようになったのではありませんが、周りの学生たちも付けてるから合わせるという経緯もあり、田舎者の僕に...[続きを読む]

チョコレートドーナツ

チョコレートドーナツ

生きているうちにいつかは、「普通じゃない」という言い方をしたりされることがあると思います。要するに、自分の価値観とは異なる人格や行動などに対して、直感的に感じる「違和感」の発露のことなのでありますが、その違和感の方向性がプラスかマイナスかで問われると、おそらくほとんどが後者ではないでしょうか。どこか、異星人でも見るような視線で、平準的であると信じている自分自身とは異なった行動様式を取る人を忌避しつ...[続きを読む]

ニコラス・ケイジのウェザーマン

ニコラス・ケイジのウェザーマン

大作と呼ばれるハリウッド映画出演作を数多く持ち、日本でも人気が高いニコラス・ケイジ。彼が出演する映画は、必ず話題作として取り上げられ、その少なからずがヒットするわけですが、僕はどうしても彼のファンになれません。もちろん、僕は彼と直接会ったこともないし、遠くから彼の素顔を拝んだことすらありません。彼のファンの大部分がそうでしょうが、僕と彼との関係は映画の出演者とその視聴者であるに過ぎず、彼については...[続きを読む]

トレインスポッティング

トレインスポッティング

何かに夢中になってハメを外すことが「青春」だとしたら、何だって許されてしまうことも「青春」と言わなければならないでしょう。一般に、青春時代とは中学から大学までくらいを指すことを考慮すると、ある程度までのやんちゃなら子供のしたことだからと、たいていは大目に見てもらえます(成人後は責任を問われますが)。だから、青春とは、若者自身の放埒なまでの身勝手さに加え、家族や一定の生活集団における寛容があってこそ...[続きを読む]

キャスト・アウェイ

キャスト・アウェイ

「時が解決する」という言葉があります。何か辛いことがあったり取り返しの付かないことをされた人を慰めるために用いられることがほとんどで、傷心した本人が自分自身に言い聞かせる際の用途はあまりないんじゃないかと思います。というか、言われたくない言葉です。絶望に身を焦がされ、まるですべてを失ったかのように目の前が真っ暗になっているのに、「大丈夫。時が解決するから」なんて遠い目をして言われると、正直カチンと...[続きを読む]

グリーンマイル

グリーンマイル

非常に有名で評価も高い映画ですが、僕にとっては、間延びした感のある退屈な映画だったというのが正直な感想です。この物語の大まかな筋は、コフィという黒人の大男が、女の子ふたりを殺害したかどでで刑務所入りし、ポールら看守たちと交流していくこと。巨漢ながら無邪気で人好きのよさそうな優しさを持ったコフィは、自らにまったく瑕疵はないのに入獄させられたことを一度も釈明することなく、ただひたすら牢の中から、ほかの...[続きを読む]

アポロ13

アポロ13

宇宙開発事業関連の事故で、僕が知っている中でもっとも鮮明に覚えているのが、1986年のスペースシャトル・チャレンジャー号の事故です。打ち上げから73秒後に空中分解し、7名の乗組員が死亡したという凄惨な事故だったわけですが、テレビのニュースで何度も伝えられたことから、当時小学生だった僕の脳裏にその映像はくっきりと焼き付けられました。低温によるOリングの弾性喪失や設計ミスで燃料が漏れたことが原因だった...[続きを読む]

ファイト・クラブ

ファイト・クラブ

自分自身に対して腹を立てて、自らの頬を自らの拳で殴ることがよくあります。できると思ったことができなかったり、思った通りに事が進まなかったり、たいていは幼稚な理由からなのですが、とにかくカッとなったら、身の回りにある物ではなく、攻撃の対象を自分自身に向けてしまうのです。どの程度まで殴るかというと、さすがに脳震盪を起こしたり顔にアザができるまではやりませんが、痛みがじーんと脳髄まで到達して軽く足元がふ...[続きを読む]

八日目

八日目

1日目「暗闇がある中、神は光を作り、昼と夜が出来た」。2日目「神は空(天)をつくった」。3日目「神は大地を作り、海が生まれ、地に植物をはえさせた」。4日目「神は太陽と月と星をつくった」。5日目「神は魚と鳥をつくった」。6日目「神は獣と家畜をつくり、神に似せた人をつくった」。7日目「神は休んだ」。旧約聖書『創世記』の冒頭で語られる天地創造です。 僕はキリスト教徒ではないしキリストの教えに共感す...[続きを読む]

K-19

k19

動力に原子炉を使用する原子力潜水艦(以下、原潜)。通常動力型潜水艦がディーゼル機関を作動させてスクリューを回すのに対し、原潜は原子力すなわち核分裂により生成される熱エネルギーで水を沸かしてタービンを回すことでスクリューを回転させ航行します。原子炉の形式ですが、現在までのところ加圧水型原子炉(PWR)のみであり、別の代表的な原子炉形式である沸騰水型原子炉(BWR)が採用されたことはないとのこと。潜水...[続きを読む]