カテゴリー別アーカイブ: ドラマ

デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-

デビルズ・ダブル

一人っ子政策が敷かれている中国では、一人っ子ゆえの可愛さから過保護に育てられた子供のことを「小皇帝」と呼ばれているそうです。都市部の富裕層や中産階層に多く、改革開放後の消費社会で育った彼らは、親の愛情をたっぷりすぎるほど受け、「自主性に欠ける」「自己中心でわがまま」「思いやりがない」という負の人間性を克服する機会が与えられないまま大人になっていくとのこと。もちろん全員が全員そうではないですし、日本...[続きを読む]

砂漠でサーモン・フィッシング

砂漠でサーモン・フィッシング

もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物のことを「外来種」と呼びます。この外来種の定義ですが、日本国内のある地域からもともといなかった地域に持ち込まれた場合には適用せず海外から入ってきた生物に絞り、また渡り鳥、海流に乗って移動してくる魚や植物の種などは自然の力で移動するものなので外来種として見なさないとのことです。シロツメクサ、アメリカザリガニ、ブラックバスな...[続きを読む]

コッホ先生と僕らの革命

コッホ先生と僕らの革命

サッカー日本代表がいわゆる「ドーハの悲劇」で本戦出場を逃した、1994年のアメリカワールドカップ。日本代表が出場できなかった悔しさと無念は開幕と同時にすっかり忘れ、僕はJリーグやアジア地区予選で見ることのなかった世界レベルの選手のプレーに完全に魅了されてしまっていました。ロマーリオ、ドゥンガ、ロベルト・カルロス、ベベット、ロベルト・バッジョ、バティストゥータ、ベルカンプ、ダービッツ、ハジ、ストイチ...[続きを読む]

最高の人生の見つけ方

最高の人生の見つけ方

余命いくばくもないことを宣告されたとして、人生においてやり残したことをどこまで片付けられるか、いや、そもそも冥土の土産に何かパーッとやってやろうと思い立つことすらできるのかどうか、僕は疑問です。でも、たとえば、痛みや機能障害は何も感じないにもかかわらず3ヶ月後には眠るように息を引き取るという場合であれば、ちょっと考えるかもしれません。もちろん、医師から納得のいく病状の説明があり、僕自身それを受け入...[続きを読む]

フィールド・オブ・ドリームス

フィールド・オブ・ドリームス

「夢」って何でしょう。いちばんわかりやすい例でいうと、「大きくなったらパイロットになりたい」とか「お金持ちになって外車を乗り回したい」とか「世界を征服したい」とか、サンタクロースには頼めない人間的な成功を求める願望のことなのではないかと思います。要するに、達成するにはハードルが高く現実的には無理かもしれないけど、そこに至るまでの過程で得られる偶発的かつ実益的な成果を期待できるに値する大きな壁とでも...[続きを読む]

ウェイバック -脱出6500km-

ウェイバック

ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ著『竹林はるか遠く』という、ベストセラーとなった本があります。この本は、第二次世界大戦において日本の敗色が濃厚となった1945年の夏、ソ連が日ソ中立条約を一方的に破棄して対日参戦を開始した頃の話で、当時朝鮮北部の羅南に住んでいた日本人一家が日本まで決死の逃避行を繰り広げるというものです。羅南から京城、釜山まで、貨物列車に便乗させてもらいながら内地を目指しますが、列車の荷...[続きを読む]

ホテル・ルワンダ

ホテル・ルワンダ

1990年から1993年にかけて、フツ族の政府軍とツチ族のルワンダ愛国戦線との間で行われたルワンダ内戦。93年8月のアルーシャ協定により和平合意が成立しましたが、その後もルワンダ愛国戦線の侵攻による北部地域におけるフツの大量移住や、南部地域のツチに対する断続的な虐殺行為などを含む紛争は続きました。そんな中、94年4月、フツ族のハビャリマナ大統領を乗せた飛行機が何者かによって撃墜されたことが引き金と...[続きを読む]

イントゥ・ザ・ワイルド

イントゥ・ザ・ワイルド

大学時代にすべきことでしなかったことは数えきれないほどありますが、その中でも特に、せずに後悔していることが「できるだけたくさんの人に会うこと」でした。後悔と言うか、そもそもいまでも人見知りが激しく人とは距離を置かないと不安で仕方ない僕が、たとえ大学時代に戻ってもやり直せるはずがないので、女々しい無い物ねだりと言うべきなのでしょうが、とにかく未練を残していることは事実です。まぁ、そういった現実的なこ...[続きを読む]

神々と男たち

神々と男たち

ごくたまにですけど、僕が住むアパートにもキリスト教教会の人が「お話を聞いてほしいのですが」といった感じで勧誘に訪れます。そのたびに僕は、インターホン越しに「結構です」と冷たくあしらって追い返すということを繰り返しています。おそらく、日本のどこでも、キリスト教に限らず似たような勧誘活動が行われているのでしょうが、考えてみればこれはとても冒険的で危険の伴うことなのではないかとも思うのです。たとえば、自...[続きを読む]

星の旅人たち

星の旅人たち

記録としては951年のものが最古で、最盛期の12世紀には年間50万人を数えたという、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼。813年、隠者ペラギウスは天使のお告げにより、この地に聖ヤコブの墓があることを知らされ、星の光に導かれて司教と信者がヤコブの墓を発見。これを記念して墓の上に大聖堂が建てられました。以来、聖ヤコブの聖遺物が祀られている大聖堂を目指して、世界中から巡礼者が集まってきます。巡礼者...[続きを読む]