カテゴリー別アーカイブ: ラブストーリー

セレステ&ジェシー

セレステ&ジェシー

恋人同士、永遠に相思相愛でいられると確信し合っているとしたら、それは本当に幸せなことだと思います。いえ、別に皮肉ではなく、僕らは、たとえ付き合い始めは猛烈に惹かれ合っていたとしても、時がたつにつれて熱も冷め、やがてカップルが解消されていくということを繰り返してきているからです。特に10代の若い頃は、相手を選ぶ際、外見がいいとか、スポーツ万能だからとか、服装がオシャレだとか、甘い言葉に酔い痴れたとか...[続きを読む]

フローズン・タイム

frozentime

中学生や高校生だったら、好意を抱いた異性に対して、言葉を交わしてみたいとか手を握ってみたいとか思いを募らせるのは当たり前のこと。思春期ってやつです。第二次性徴による生殖器の発達で性ホルモンが分泌され、性的欲求が促されることで、異性への関心が爆発的に向上します。この時期は自我という「もうひとりの自分」と出会い、「人間とはひとりなんだ」という孤独を知るようになります。この孤独を知るという心の変化こそが...[続きを読む]

世界にひとつのプレイブック

silverliningsplaybook

妻の浮気現場を目撃したことで精神を病んでしまったパット。夫を交通事故で亡くしたティファニー。この映画は、心に傷を負った者同士が出会い、ぶつかり合いながらも互いに距離を縮めていく話です。と言ってしまえば、映画らしいロマンティックな展開を期待してしまうのですが、実際にそううまくいくものでしょうか。うまくいくというのは、もちろん、傷心のふたりが互いを慰め合い、寄り添い合って、いい意味での共依存関係を築い...[続きを読む]

あなたになら言える秘密のこと

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何かについて思い悩んだり、壁にぶつかったとき、人はどういう行動を取ろうとするでしょうか。これは考えるまでもなく、「助けてほしい」と思うはずです。いや、俺は自分ひとりですべてを解決してきたから、他人に助力を頼むなんてありえない、という人もいるでしょう。でも、ここで僕が意図しているのは、自分でできる範囲を完全に超えていて絶望のあまり立ち往生してしまっている状況のこと。どんなに難解な暗号も瞬時に解けてし...[続きを読む]

ポンヌフの恋人

ポンヌフの恋人

「誰かを好きになると、いままで灰色だった世界がバラ色に見える」。恋の始まりを表現としてよく使われるフレーズですね。これは別に大げさな表現でも当てずっぽうな言い回しでもないことは、一度でも恋を経験したことがある人ならわかることだと思います。あの人が話しかけてきてくれた、あの人が笑顔を返してくれた、あの人がじっと見つめていてくれた。気になっている人が自分に少しでも好意的なリアクションをしてくれただけで...[続きを読む]

(500)日のサマー

(500)日のサマー

特定の異性と親しくなって友だち以上の関係を気づきだしたタイミングで、おそらく双方とも確認したいけれどなかなか言い出せないのが「私たち、付き合ってるの?」という質問でしょう。もちろん、どちらかが一方に対して「好きだ」と告白し「OK」を受けて始まった交際であるなら、気にすることではないはず(初期の段階での話ですが)。それでも、なんとなくというか、いつの間にか一緒にいるのが普通になった経緯だとすると、た...[続きを読む]

ムード・インディゴ~うたかたの日々~

ムード・インディゴ

恋に色を付けるとしたら何色でしょうか。よく順風満帆の恋には「バラ色の恋」、逆に片思いの辛い恋には「ネズミ色の恋」とか、その恋のシチュエーションによっていかようにも変容するものなので、つねに一定した色が付けられるわけではありません。でも、心躍るような恋には美しい花や絶景の形容が付き、どん底まで落ち込むような恋は雨雲や灰の色にたとえられることは、万国共通だと思います。一時の燃え上がりが落ち着いた状態、...[続きを読む]

ウォーム・ボディーズ

ウォーム・ボディーズ

本来は人間らしい感情など持ち得ないゾンビが、ある日食糧とするために襲撃した人間の女の子に恋をして、感情的な温かさを取り戻していくというストーリー。そもそもゾンビとは、死体が蘇り死体のまま行動する化け物のことであり、生きる人間の対照としてホラー映画では定番のキャラクターとなっています。そんな温かさの欠片も感じさせないゾンビが、ある女の子と出会って人心地ついて、気づかぬうちに体温(ゾンビの体温は気温と...[続きを読む]

ギター弾きの恋

ギター弾きの恋

中高生のうら若き青年がギターを始める理由ってなんでしょうか。音楽を通して若者特有の複雑な自己を表現したいから、溢れ出る無秩序で爆発的な感情を五線譜にぶつけたいから、バイクではなくステージで爆音を轟かせて自己顕示欲を示したいから、などいろいろ考えられると思います。有り体に言ってしまえば、動機の根底にはあるのは「若者特有のやるせない感情の発露」であり、言葉に乗せてしまうと企業面接向けの受け答え的なのは...[続きを読む]

ロルナの祈り

ロルナの祈り

偽装結婚とは、夫婦として共同生活をしている実態がないが配偶者がいることの利点を享受するために結婚することを言いますが、たいていブローカーを通して外国人が日本人とする偽りの結婚を指すことがほとんどです。形式的に言うと、日本へ出稼ぎに来る外国人が在留資格と就労資格を得る目的で、日本在住の日本人と婚姻生活の実態を伴わない書類上の結婚を計画的に行うこと。これは当然のこととして詐欺行為による犯罪で、電磁的公...[続きを読む]