カテゴリー別アーカイブ: ミュージカル

ムーラン・ルージュ

僕自身のことを音楽で表現するとしたらどういうものになるんだろうと、ふと思いました。で、思いついたと同時に首を傾げました。音楽にするにしても、僕自身のどの部分、どの時間をメロディーに乗せるのだろうかと。喜びや悲しみ、苛立ち、怒りなどの一時的な感情をいちいち拾い上げていたらきりがないですし、僕の外見、ファッション、言動に着目してみるにしても主観的なものになってしまうだろうし、これまで辿ってきた人生にし...[続きを読む]

ドリームガールズ

ボーカルの入った音楽は、ポップスを中心に割とよく聴くほうですが、その歌手あるいはグループの「ボーカル」だけを意識的に聴くということはあまりないです。もちろん、曲に込められた意図を言葉で伝えようとしているのがボーカルなので、ボーカルこそ彼らが伝えたいことを受け取るためのダイレクトな媒体だとは思います。ですが、これは僕自身の好みの問題だとは思うのですが、バックミュージシャン含めたバンドのメンバーすべて...[続きを読む]

ラ・ラ・ランド

ラ・ラ・ランド

いつも利用しているスーパー、時間つぶしで入った喫茶店、帰り道に通る商店街、本当は行きたくない歯医者など、その空間に足を踏み入れてふと気づくことがあります。それはBGMの存在です。お店の業態によって存在感はまちまちで、ひたすら軽快でテンポの良い曲を流すところもあれば、これでもかと言うくらいがなり立てるようなところもあり、また教えてくれないと気づかないくらいひっそりと流しているところもあったりします。...[続きを読む]

ダンサー・イン・ザ・ダーク

「鬱アニメ」とか「鬱ドラマ」と呼ばれる作品があります。とにかく作風が暗くて、主人公や登場人物が精神錯乱や死といったバッドエンドで終わる内容で、観終わって思わず気分が塞ぎ込んでしまう作品のことを言います。そういう陰惨さが醍醐味で一種の芸術表現であるという見方もありファンも多いとのことですが、「鬱」というネガティブな単語を冠している通り、気が抜けてやる気が起きなくなるものがほとんど。ただ暗く絶望的な内...[続きを読む]

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

歌の世界では、歌い手の性別にかかわらず、歌詞の一人称を「僕」にしたり「私」にしたりして性別を逆転させることがよくあります。この傾向は、男性歌手より女性歌手のほうが強いんじゃないかなと思います。男性で一人称を「私」として女性の立場になって歌うケースは演歌では定番ですが、最近のポップスやロックはほとんど聴きません(僕の印象です)。ごくたまに耳にすることがありますが、そういった曲の歌詞は、たいてい時代を...[続きを読む]

プロデューサーズ

この映画の可笑しいところは、出資金を募るだけ募っておいて、舞台を大コケさせて1日で打ち切りとし、あとは経理上の操作で差額をせしめようと企むことにあります。ヘボプロデューサーのマックスは、その案を思いついた会計士のレオを新たなプロデューサーとして起用し、1日で打ち切りとなるほどの最低最悪の舞台を作るための人材を求めて奔走。ナチスに心酔しているドイツ人男性が書いたヒトラー賛美の脚本、ゲイで一癖も二癖も...[続きを読む]

マンマ・ミーア!

ABBAが活躍した年代は1970年代半ば~80年代初頭といいますから、僕はリアルタイムで彼らの音楽に接してはいませんし、全世界的に大フィーバーを巻き起こしたということも知りません。僕が初めて世界的なアーティストとして知ったのはマイケル・ジャクソンですから、彼らに熱狂したのはちょうど僕の親か、それよりちょっと若い世代の人たちだったのでしょう。そういえば、僕が初めてABBAを知ったのは、CDプレーヤー...[続きを読む]

シカゴ

シカゴという街は一度も訪れたことがないため、そのイメージとして、どうしても「マフィア」「ギャング」といった映画の舞台そのものを連想してしまいます。その主因が「アンタッチャブル」。密造酒をめぐってアル・カポネ一味とFBIが闘いを繰り広げる作品で、ラストで描かれるユニオン・ステーションでの乳母車の一幕は映画ファンならずともご存知なはず。こんなイメージしかないので、僕にとってシカゴとは今でも昼夜問わず銃...[続きを読む]

レ・ミゼラブル

学生時代は本をよく読みました。中高生の頃はもっぱらファンタジーものとかアニメの原作、日本の小説が中心だったのですが、大学生になってからは外国の古典ばかり手を出すようになりました。文学部所属でもなく特に読む本のジャンルを固定する必要はまったくなかったのですが、その頃は本屋に行っても話題の新刊には一切目もくれず、迷わずに外国古典コーナーに足を運んで次は何を読もうかと舌なめずりしながら物色していたもので...[続きを読む]

ヘアスプレー

僕はジェルやワックスなどの整髪料は一切付けない派です。本当は、しっかり固めて立たせたりして髪型に変化をつけたいとは思うのですが、髪質自体がストレート過ぎる直毛で、たとえ整髪料を付けても最初の2、3時間くらいは持続してくれているのですが、いつの間にか効果が抜けて落ちてしまい、元の状態に戻ってしまうのです。もちろん、超強力な整髪料を大量に塗りたくれば一日じゅう持続するのでしょうが、僕がベタベタした感触...[続きを読む]

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