カテゴリー別アーカイブ: サスペンス

パフューム ある人殺しの物語

パピューム

街を歩いていて欧米人とすれ違った瞬間、鼻をつく香水の強い匂いに眉をひそめることがよくあります。日本人が好む、控えめでほのかに香るタイプではなく、まるでお風呂用洗剤みたいな、およそ外出向けとは思えないその激臭に目眩がするような不快感を催すこともしばしばです。もちろん、欧米人のすべてがそういった強い香水を身にふりかけているわけではないのですが、匂いの強弱はあれど、彼らからは何かしら香水の匂いを感じます...[続きを読む]

デジャヴ

デジャヴ

実際は経験したことないのにどこかで経験したと感じてしまう「デジャヴ」という現象は、特別な心理状態や限界環境にあるなしに関わらず誰もが体験したことのある、ごく身近な現象と言えると思います。ふと「あれ、なんか前にも同じことあったような」と感じる瞬間というのは、ちょっとした霊的体験にも似た焦燥感や不安に駆られるものですが、だいたいのところ深く考えず「ま、いいか」で済まして忘れてしまうもの。痛みや体の不調...[続きを読む]

NARC ナーク

ナーク

タイトルの「narc」とは、麻薬取締官、密告者、タレコミ屋という意味の俗語だそうです。麻薬取締官という正式な国家公務員と、裏社会で暗躍する無法者というイメージのあるタレコミ屋が同義になっているところが奥深いところだと思います。麻薬取締官の仕事は、文字通り麻薬の取締が主で、薬物犯罪の捜査や不正ルートの解明、正規麻薬の不正使用の監視などが含まれます。これは日本もアメリカも機関の違いこそあれ同じでしょう...[続きを読む]

スリーデイズ

スリーデイズ

まったく身に覚えがないのにも関わらず事件の容疑者として拘束され、ろくな裏付けも取らず乏しい情況証拠だけで犯人と断定されるケースが多々あります。これまで善良な生活を送っていた無実の市民がいきなり犯罪者される場合、テレビなどでは「誤認逮捕」あるいは「冤罪」として混同して報道されますが、そもそも両者は異なる用語です。誤認逮捕は、逮捕行為の対象を誤った場合に使われる用語で有罪か否かは未決の状態。冤罪は、無...[続きを読む]

アルゴ

アルゴ

なんの予備知識なく見始めたのですが、だんだんとストーリーを追っていくうち、「あ、これは政治的な宣伝用の映画なのかな」と思うようになりました。この映画は、イランのアメリカ大使館が占拠された実話を基につくられているのですが、アメリカがイランを敵性国家として圧力をかけているこのタイミングで上映、しかもアカデミー賞まで取らせてしまうなど、何らかの政治的意図を勘ぐらざるを得ないのは当然でしょう。 そう...[続きを読む]