カテゴリー別アーカイブ: あ行

アルティメット

アルティメット

冒頭から10分観ればすぐにわかりますが、この映画は少年マンガそのものです。悪い奴らに因縁をつけられ一度は撃退すれど、大切な人を人質に取られ立場が一転してしまい窮地に陥ってしまう。臥薪嘗胆しながら人質の奪還のタイミングを待ち続けるうち、本来なら敵対関係にある人から協力を求められる。初めは互いに警戒して連携はぎこちないが、敵の本拠に乗り込んで戦っているうちに次第に両者の壁は氷解し、信頼を基にしたチーム...[続きを読む]

イップ・マン 葉問

イップ・マン 葉問

ストーリーは非常にわかりやすい勧善懲悪ものです。高潔な武術の達人がライバルとしのぎを削りながらも友情を育んでいき、最終的には彼らの誇りである武術、さらには民族を侮辱してやまない西洋人と対立しこれに打ち勝つ。まさに、子供の頃によく観たアニメや特撮のヒーローそのもので、初めて観た作品ですがどこかで観たことのあるような懐かしい心持ちにさせられましたし、この映画に共感した人は僕と似たような感想を持ったこと...[続きを読む]

裏切りのサーカス

裏切りのサーカス

この映画が日本で封切られた時、チケットの半券を提示すれば2回目は1000円で観られるというキャンペーンが展開されていたようです。本国のイギリスで大ヒットしたという実績を引っさげての公開なので、配給会社もさぞや自信を持っていたことでしょう。では、本当に面白い映画なら、別にそういったリピーター割引など企画せずともリピーターが続出するはずなのですが、このケースのようにわざわざ「二度目、真実が見える」とい...[続きを読む]

イエスマン “YES”は人生のパスワード

イエスマン

山本七平の著書に『空気の研究』というのがあります。目に見えないもの、つまり「空気」としか言いようのないものが日本の社会や人々を支配していることを指摘した名著で、お読みになった方も多いと思います。これを突き詰めて考えてしまうとややこしいのですが、原理としては特に難しいものではなく、よく僕らが無意識のうちに「なんとなく」とか「なりゆきで」と口走ってしまう、行動上の甘えのようなもの。「みんながやっている...[続きを読む]

海辺の家

海辺の家

使い続けてきた車を新しいものに替える、トレードマークだったメガネを替える、住み慣れた家を壊して新しく建て直す。こうした行動の裏にある意図というのは、心理学を駆使した分析を試みることはせずとも、容易に読み解くことができます。その想定しうる意図とは「これまでの自分自身から脱皮して新しい自分になりたい」ということ。専門家の診断を仰ぐまでもなく、ほぼ正解だと思います。以前までの自分を毛嫌いしていて心機一転...[続きを読む]

英国王給仕人に乾杯!

英国王給仕人に乾杯!

小さなレストランの見習い給仕だった主人公が、ちょっとしたきっかけでトントン拍子に出世していって、ついにはプラハの最高級ホテルのレストランの給仕長になるというストーリー。日本人ならこういうサクセスストーリーは好きですよね。農民の子が出世に出世を重ねて天下を統一した豊臣秀吉に代表されるように、たとえ生まれや身なりは卑しくとも才覚ひとつでのし上がり、たゆまぬ努力と献身が実って社会で大成功を収めた人の話と...[続きを読む]

運動靴と赤い金魚

運動靴と赤い金魚

かなり前の話ですが、とあるポータルサイトが運営しているブログの登録者限定で、期間中にできるだけたくさんのアクセスを集めると、上位10位以内に入ったサイトの運営者に景品を進呈するという企画がありました。アクセスソースは何でもよく、とにかくいかに多くのユーザーを引っ張ってこられるかが問われたため、大票田を持っている人は言うまでもなく、持ってない人も掲示板やQ&Aサイトなど幅広い層のユーザーが集まるウェ...[続きを読む]

あるいは裏切りという名の犬

あるいは裏切りという名の犬

大学3年になった頃から、とある大手運送会社にて夜勤のアルバイトを始めました。時間に余裕のある大学生だったから、あらゆる職種の中から選択が可能だったわけですが、荷物の仕分けという地味で埃だらけになる仕事、それも夜勤という華やかでもなんでもない業態を選んだのは、単に実入りがよかったからです。繁忙期を除けば仕事はそれほどきつくはなかったし、一度にアルバイトを大量募集するためシフトの組み方も自由だったので...[続きを読む]

アルマゲドン

アルマゲドン

僕は映画を観るのはDVDかPCなので、映画館に足を運ぶことは滅多にありません。別に外に出るのが億劫だとか映画館の雰囲気が嫌いなのではまったくなく、ただ単に観たい映画を「映画館で観るべきかそうでないか」ではっきり区別していているからです。映画館で観るべき映画とは、要するに大画面、大音響でないと楽しめないか、それに1800円払う価値があるかで判断します。これは完全に僕の価値観なのですけど、僕が思う映画...[続きを読む]

アイ・アム・サム

アイ・アム・サム

知能障害を持った男性サムは、ある日ひょんなことから娘を授かりますが、相手の女性は養育を放棄して逃亡。ルーシーと名づけた彼女を育てることとなったサムは、同じく障害を抱えた仲間や自閉症の隣人に支えられながら、ルーシーとの幸せな生活を送っていきます。しかし、7歳程度の知能しかないサムに対して利発で賢いルーシー。サムには7歳を迎えたルーシーを養育していく能力がないとソーシャルワーカーに判断され、ルーシーは...[続きを読む]