カテゴリー別アーカイブ: は行

ハドソン川の奇跡

ハドソン川の奇跡

この映画の下地となった、2009年1月のUSエアウェイズ1549便不時着水事故は、当時ニュースで大々的に取り上げられていたので、僕もよく覚えています。事故の原因や経緯以上に、乗客や一般人が携帯のカメラで現場の写真を撮ってツイッターなどのSNSで投稿したことで、これまでの報道の在り方を根底から覆すきっかけとなった事故として強く記憶に残っています。テレビよりも早く第一報を送ったのは、近くを航行していた...[続きを読む]

ファーゴ

ファーゴ

世間をアッと言わせるような大事件も、蓋を開けてみれば実は狂言だったということが往々にしてあります。この自作自演とかやらせとか言い換えられ得る狂言は、もちろん誘拐や強盗といった犯罪を自分ででっち上げて不当な利益を得る手段のこと。もっと簡単に言えば、犯罪の被害者になったとそれらしい嘘をついて相手を騙すことにほかならず、当然のことながら罪に問われます。よくあるタイプとして、強盗被害に遭ったと嘘をついて店...[続きを読む]

ホステル

hostel

海外を数ヶ月単位で旅するバックパッカー御用達の宿と言えば、ゲストハウス。いわゆる安宿というやつで、外国人が集まる観光地には必ずいくつか存在し、バックパックを背負った長期旅行者の溜まり場となっているところでもあります。中に入ると、たいていバーが併設されたレセプションがあり、ロビーではさまざまな国籍の旅行者がビールを片手に交流を深めている様子がうかがえます。で、肝心のお部屋のほうと言えば、そのほとんど...[続きを読む]

ヒトラー 〜最期の12日間〜

hitler

アドルフ・ヒトラーという名前を聞いたことないなんて人はいないでしょう。名前を聞いたことあるという程度の人でも、ヒトラーが独裁者で、第二次世界大戦を引き起こし、多数のユダヤ人を虐殺したということはなんとなくでも知っているはずです。それほど世界史に影響を与えた人物ですから。ヨーロッパでは悪魔のごとく(もしくは悪魔そのもの)として描かれていて、頭がイカれたサイコ野郎の代名詞となっているそうですし、世界的...[続きを読む]

フローズン・タイム

frozentime

中学生や高校生だったら、好意を抱いた異性に対して、言葉を交わしてみたいとか手を握ってみたいとか思いを募らせるのは当たり前のこと。思春期ってやつです。第二次性徴による生殖器の発達で性ホルモンが分泌され、性的欲求が促されることで、異性への関心が爆発的に向上します。この時期は自我という「もうひとりの自分」と出会い、「人間とはひとりなんだ」という孤独を知るようになります。この孤独を知るという心の変化こそが...[続きを読む]

はじまりのうた

beginagain

音楽にはさまざまな効果があることはよく知られており、人類の歴史は音楽とともにあったともいいます。祭祀をはじめ戦闘開始、貴賓歓迎、求愛表現などにも音楽は利用され、リズムは人間の体と、メロディーは脳と結びつきながら発展してきました。気を失った人が意識を取り戻すのは目よりも耳のほうが先ということからも、人間がいかに音楽に敏感であるかということがわかるというものです。これについては、聴覚が大脳辺縁系に直結...[続きを読む]

フューリー

fury

第二次世界大戦における西部戦線、1944年のノルマンディー上陸作戦を契機に戦局が大きく動きます。最終的に200万人を越す兵員を動員したこの作戦は「史上最大の作戦」として有名であり、現在に至るまで史上最大規模の作戦として知られていることは事実です。作戦は6月6日に発動。ノルマンディーに上陸した連合軍は、ドイツ軍の激しい抵抗の中、8月25日にパリを解放すると、フランス、ベルギーを開放し、ドイツ国境に迫...[続きを読む]

フライト・ゲーム

フライト・ゲーム

飛行機に乗るとき、座席は必ず通路側を指定するようにしています。理由は単純で、トイレに行くときなど通路に出る際、隣の席の人にどいてもらう必要がないからです。窓側だったり真ん中の席だったりすると、「すみません」と断りを入れて通れるだけのスペースを開けてもらわなければならないし、体の大きな外国人だったら一旦通路に出てもらわなければならないし、最悪隣の席の人が熟睡していたらトイレに行くことをしばらく我慢し...[続きを読む]

バックドラフト

バックドラフト

僕が育った地域というのは、山を切り開いて均した台地の上に造成された住宅地。地名に「ニュータウン」こそ付きはすれど、小規模スーパーと小学校、郵便局、駄菓子屋があるだけの、まったく開けていないところでした。放課後の遊びは、同級生と球技をしたりファミコンをやることのほか、未開拓の山の中に分け入って冒険したりするくらいが関の山。ファミリーレストランが徒歩圏内にあって電車に乗って帰宅するなんていう環境がとて...[続きを読む]

ビッグ・リボウスキ

ビッグ・リボウスキ

「リボウスキ」という苗字について、どういう出自を持つものなのかわかりませんが、話の文脈からしてアメリカでも相当珍しいものなのだろうと推測されます。なんとなく、ロシアか東欧あたりにルーツがありそうという察しはつきますが、スミスとかジョンソンとかウィリアムズとかが大手を振るっているアメリカで、リボウスキ姓はいたとしてもかなりマイノリティとなるでしょう。ところで、作品の中で、マジョリティに属するジョン...[続きを読む]