カテゴリー別アーカイブ: か行

ゴーストライター

ゴーストライター

現在の職業に身を置く前は、ずっとライターをしていました。ライターと言ってもピンからキリまであるわけですが、僕が携わっていた業界は新聞と求人。前者は新聞社系列の編集プロダクションでテレビ局と連動した記事を書いており、後者は広告代理店の求人サイトに掲載する会社紹介文などを書いていました。両方とも(特に前者は)ライター個人の特徴を出さない淡々とした文章が是とされていたので、いわゆる小説とかエッセイといっ...[続きを読む]

カンパニー・メン

カンパニー・メン

身近で起きた経済事件という意味では、2008年のリーマン・ショックは平成のバブル崩壊に比べればインパクトは大きくなかったのですが、世界に与えた影響という面から見つめ直してみるとリーマン・ショックのほうがはるかに甚大でした。アメリカの低所得者向けのサブプライムローンをリーマン・ブラザーズをはじめとした証券会社が目をつけ、証券化し世界中の投資家に販売しました。ですが、その信頼性に疑問符をつけた投資家が...[続きを読む]

画家と庭師とカンパーニュ

画家と庭師とカンパーニュ

高校2年の時に同じクラスになって知り合った友人がいました。友人と言っても、仲が良かったグループに偶然居合わせたといった感じの存在で、僕自身は他の友人とはよくしゃべっていたものの、その彼A君とはそれほど親近感を感じることはありませんでした。特にウマが合わないとか近づきがたい雰囲気があったというわけではなかったのですが、なんとなく直感的に気を許せない何かを感じていました。そんなわけで、A君と行動を共に...[続きを読む]

ゴーストシップ

ゴーストシップ

この映画を観て、バミューダ・トライアングルのことを思い出しました。バミューダ・トライアングルとは、フロリダ半島の先端、プエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角形のことで、その海域を船や飛行機が航行するとまるで神隠しに遭ったかのように姿を消してしまうというミステリーは超常現象に関心がない方でも聞いたことのある話だと思います。有名な実例として挙げられるのが、1945年のアメリカ海軍アヴェンジャー雷撃機...[続きを読む]

グラン・トリノ

グラン・トリノ

アメリカに行って気づくことがあります。特に大都市で顕著なのですが、市内のファストフード店やカフェ、空港の売店などの販売員がかなりの確率でヒスパニック系や黒人だということです。初めてアメリカに行った時、本場のマクドナルドで食事するのをとても楽しみにしていて、映画俳優のような白人店員が「Hi!」と白い歯を見せてスマイルしてくれるのかと思っていましたが、カウンターで僕を待っていたのはスペイン語訛りの強い...[続きを読む]

この道は母へとつづく

この道は母へとつづく

やはり母ものは鉄板です。我が子を思う母のいたいけな姿を活写した作品はもちろん、まだ小学校にも上がっていない幼い子供が見ず知らずの土地まで母親を探しに旅をする話だなんて、聞いただけでも涙腺が緩くなるのが人情というものでしょう。なぜそんなにまで母親をテーマにした作品が受けるのかというと、要するに、ほとんどの人が幼児期に感じた「母性愛」というものが大人になってもずっと記憶に残っているからです。では、その...[続きを読む]

クレイジーズ

クレイジーズ

感染症が発生するには3つの要素が必要とのこと。その3つとは、「感染源」「感染経路」「感受性のある人(感染を受ける可能性のある人)」のことだそうです。ひとつひとつ見ていくと、感染源とは病気の原因となる細菌やウイルスなどの微生物をもっている物や人のことで、感染経路は病原体が体の中に入って行く時の経路、感受性のある人というのは抵抗力が弱く感染しやすい危険性のある人のことを言います。この3つのうち、どれか...[続きを読む]

96時間/リベンジ

96時間/リベンジ

アクションものには、犯人や展開が最後までわからないサスペンス的要素が重視されているものと、とにかくわかりやすい敵を設定して派手なカーチェイスや銃撃戦で追い詰めていくというものにわかれると思いますが、本作は明らかに後者です。しかも、敵がそんなに強くないので、わざわざ主人公ブライアンの元妻レノーアと娘キムが捕まりに行ってあげて危機感を募らせるという展開になっています。いや、実際のプロットではそんなつも...[続きを読む]

海角七号/君想う、国境の南

海角七号

台湾には2度行ったことがあります。最後に訪れたのがもう5、6年前のことなので随分ご無沙汰になっていますが、それでも旅行中に現地で感じことは鮮明に記憶しています。暖かい気候、おいしい台湾料理、にぎやかな夜市など、思い返せばきりがありませんが、その中でも最も深く印象に残っているのが「違和感がない」ということです。違和感がないということは、まったく別の国に来たという実感がそれほどなく、滞在期間中を通して...[続きを読む]

グッバイ、レーニン!

グッバイ、レーニン!

「嘘も方便」ということわざがあります。嘘をつくことは本来良くないことだが、時と場合によっては許されるという意味です。仏教用語から来ているとのことですが、あまり難しく捉えず、可愛い嘘なら逆に喜ばれるくらいに覚えておいたほうがいいかもしれません。使用例としては、長らく病院で寝たきりの生活をしている人に「今日は顔入りいいね」とか、ニンジンが嫌いな子に「ニンジン食べないとサンタさん来ないよ」とかが考えられ...[続きを読む]