カテゴリー別アーカイブ: た行

ディバイナー 戦禍に光を求めて

ディバイナー 戦禍に光を求めて

この映画の舞台となったガリポリの戦い。たぶん日本人にはまったく馴染みがないでしょうし、僕自身も名前の響きから古代ギリシア時代の戦争のひとつかなと思ってました。ですが、本編を観てみると、第一次世界大戦なんですね。さらに、この戦いの上陸作戦が行われた4月25日は、オーストラリアとニュージーランドで「アンザック(ANZAC)・デー」と呼ばれ国民の祝日となっているほど重要な戦いであったことがわかりました。...[続きを読む]

天空の蜂

天空の蜂

東日本大震災による福島第一原発事故がきっかけで、日本全国で「原発は危険」というイメージが固定し、各地で反原発運動が起こりました。「脱原発」とか「原発やめろ」とか書いたプラカードを掲げたりシュプレヒコールをあげながら繁華街を練り歩くデモ隊の様子が、よくテレビで報道されていたことを覚えています。この動きが盛り上がっていくにつれ各地の原発が停止に追いやられ、その結果、火力発電所が休眠だったものも含めてフ...[続きを読む]

大統領の料理人

大統領の料理人

その国名を聞けば、条件反射的に料理を想起するほど、食文化が豊かなフランス。バリエーションが豊富なだけでなく、日本をはじめ各国の公式晩餐会でも取り入れられていることからもわかるように最高級のおもてなし料理として認知されている向きもあります。僕は完全に庶民派なので本格的なフランス料理は食べたことがなく、またパリに行ったときもスーパーで食材を調達するのみでレストランでは食事しませんでしたが、フランス料理...[続きを読む]

単騎、千里を走る。

単騎、千里を走る。

もう10年以上前の話ですけど、僕は家の近くの外語センターで中国語の講座を受講していました。そこは、地域のコミュニティセンターにあるような挨拶程度を学ぶカリキュラムではなく、ビジネスマンを対象とした本格的な会話学校でした。規模としてはそれほど大きくはなかったのですが、他のフランチャイズ型の有名英会話学校と明らかに違っていたのが、学べる外国語の豊富さ。英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイ...[続きを読む]

大脱走

the-great-escape

この映画に限らないのですが、“脱出不可能”を謳う刑務所なり監獄から逃げ出す手段として、トンネルを掘るというのはよくあるパターンですね。最新型の鉄筋コンクリート造りの建物はどうかわかりませんが、戦時中の掘っ立て小屋的な収容所なら床を剥がせば地面だったわけだし、いざ脱出となったらトンネルを掘るという発想になるのは当然だったことでしょう。それに、歴史小説を読んでいると、攻城戦で、味方陣地から城内へと通じ...[続きを読む]

テルマ&ルイーズ

テルマ&ルイーズ

「しがらみ」という言葉を聞いて、プラスかマイナスどちらかのイメージを抱くかと言えば、圧倒的に後者のほうでしょう。おそらくほとんどの人が、拘束とか束縛といった全身が粟立つような強い嫌悪感を想起するものと思います。実際、しがらみには、まとわりつくもの、邪魔をするものといった意味があり、腐れ縁などと言い換えることもできます。このように、どう考えてもポジティブに捉えることのできない、しがらみ。身近な例とし...[続きを読む]

天才スピヴェット

spivet

「天才は理解されない」ってよく耳にしますよね。何が理解されないのかって、一つひとつの言動もそうですが、やはりその人が周囲に与える「イメージ」ではないでしょうか。言動がおかしいだけであればただの変人で終わりですが、天才が天才たるゆえんは彼らが手がけた創作物を通して世間に認知されるイメージにあるわけです。このイメージという曖昧な言い方こそがすべてを物語っていて、数値やデータで比較対象化することはもちろ...[続きを読む]

タイピスト!

populaire

僕はタイピングがとても苦手で、いまでもブラインドタッチが下手くそです。まぁ、それでもパソコン必須のこの時代、使わざるを得ない状況の中、多少なりと改善してきて、レアな文字を打つ以外はキーボードを見なくてもタイピングできます。僕の場合、コーディングやらプログラミングやらで英字を打つ機会が相当あるので、漢字変換を伴う日本文よりは早く打てると思います。でも、ブログを書くときは当然日本語なので日本語で打つわ...[続きを読む]

ダンサー・イン・ザ・ダーク

ダンサー・イン・ザ・ダーク

「鬱アニメ」とか「鬱ドラマ」と呼ばれる作品があります。とにかく作風が暗くて、主人公や登場人物が精神錯乱や死といったバッドエンドで終わる内容で、観終わって思わず気分が塞ぎ込んでしまう作品のことを言います。そういう陰惨さが醍醐味で一種の芸術表現であるという見方もありファンも多いとのことですが、「鬱」というネガティブな単語を冠している通り、気が抜けてやる気が起きなくなるものがほとんど。ただ暗く絶望的な内...[続きを読む]

ドリフト 神がサーフする場所(ところ)

drift

大学一年生の頃、僕はサーファーでした。すみません。言い過ぎました。正確には、丘サーファーです。ボードの上に立って波のうねりを捕えて華麗に滑走する、なんてことは一度もできず、ただボードに腹這いになってパドリングで波に向かっていくも、結局立ち上がることすらできず、一度も波に乗ることのできなかったサーファーでした。大学のキャンパスが湘南の近くだったこともあり、夏前から友だちと2人で海岸通のサーフショップ...[続きを読む]