カテゴリー別アーカイブ: た行

トレインスポッティング

何かに夢中になってハメを外すことが「青春」だとしたら、何だって許されてしまうことも「青春」と言わなければならないでしょう。一般に、青春時代とは中学から大学までくらいを指すことを考慮すると、ある程度までのやんちゃなら子供のしたことだからと、たいていは大目に見てもらえます(成人後は責任を問われますが)。だから、青春とは、若者自身の放埒なまでの身勝手さに加え、家族や一定の生活集団における寛容があってこそ...[続きを読む]

チャーリーとチョコレート工場

子供の好きなお菓子といったら、ダントツでチョコレートです。ま、チョコに限らず、子供はキャンディーやアイスクリーム、ケーキなど甘いものが大好きですね(子供に限ったことではないですが)。では、なぜ子供は甘いものに目がないかというと、子供は大人より味覚神経が敏感だからなんだそうです。そのため、苦味があったり塩辛かったり酸味が強かったりする食べ物は、子供にとっては刺激が強すぎるという反応を示し無意識のうち...[続きを読む]

ターミネーター4

「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」といった人気ゲーム作品は、新作が出るたびに、Ⅰ・II・III・IV…といった具合に数字でタイトル付けされていくのが一般的です。これをナンバリングタイトルといいます。「シリーズ作品の派生ではない主作品」「題名に数字が入ってる作品」「正当な続編」を意味する和製英語だそうです。これに対し、番号が付いていないタイトル、たとえば「ドラゴンクエストモンスターズ」...[続きを読む]

テッド

思ってもいなかった意外な事実に直面してトキメクことを「ギャップ萌え」とか「ギャップ受け」と言うことがあります。一般的な商品に対してでも対人関係でも外見と内面が別人だったり別物だったりする場合に用い、もともと持っていたマイナスのイメージがその意外性や多面性からプラスの方向に覆されることを言い表すことがほとんどです。これはれっきとした人間の心理作用によるもので、行動心理学の専門家・目白大学の渋谷教授は...[続きを読む]

ドライビングMissデイジー

心理学用語で「パーソナル・スペース」というものがあります。これはコミュニケーションをとる相手が自分に近づくことを許せる、自分の周囲の空間(心理的な縄張り)を意味します。一般に、親密な相手ほど狭く(ある程度近付いても不快さを感じない)、逆に敵視している相手に対しては広いという傾向があり、相手によっては(ストーカーなど)距離に関わらず視認できるだけで不快に感じるケースもあります。たとえば、あまり親しく...[続きを読む]

デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-

一人っ子政策が敷かれている中国では、一人っ子ゆえの可愛さから過保護に育てられた子供のことを「小皇帝」と呼ばれているそうです。都市部の富裕層や中産階層に多く、改革開放後の消費社会で育った彼らは、親の愛情をたっぷりすぎるほど受け、「自主性に欠ける」「自己中心でわがまま」「思いやりがない」という負の人間性を克服する機会が与えられないまま大人になっていくとのこと。もちろん全員が全員そうではないですし、日本...[続きを読む]

ダーウィン・アワード

僕は知らなかったのですが、この映画のタイトルにもなっているダーウィン賞は、映画の創作ではなく実際に存在する賞とのことです。愚かな行為により死亡する、もしくは生殖能力を無くすことによって自らの劣った遺伝子を抹消し、人類の進化に貢献した人に贈られるということで、これをブラックユーモアと片付けてよいのかどうかは考えどころ。どんなに情けない死に方でも、死は死なので、それをあざ笑うような顕彰はいかがなものか...[続きを読む]

塔の上のラプンツェル

幸いなことに、髪の毛のことで真剣に悩んだことはありませんが、それでもいつかは頭髪が薄くなる日は来るわけで、完全に楽観視はしていません。少年の頃は単純に30才超えたら薄毛に悩むようになるものだと思い込んでいたし、生来のマイナス思考と思い詰める体質からしていつまでもフサフサでありえるはずがないと思い込んでいたのでありますが、まだいまのところは気にしなくて良さそうなことはありがたい限りです。親戚で若禿げ...[続きを読む]

天使と悪魔

ベンジャミン・フルフォード著『図解 世界「闇の支配者」』によれば、イルミナティは世界を支配する集団としていまも暗躍しているとのことです。その主な構成員は、ロックフェラー家(石油メジャーとして石油利権を握り、現在は米系投資銀行を通じて原油マーケットを支配している)、ブッシュ家(ロックフェラーとともに石油利権を握るべく、親子二代の大統領時代に世界最強のアメリカ軍を動かし紛争を誘導)、ロスチャイルド家(...[続きを読む]

突入せよ!「あさま山荘」事件

僕が中学の頃、ソ連が崩壊しました。それまではアメリカとソ連という超大国が西側と東側とで世界を二分し、それぞれの政治経済体制である資本主義と社会主義を大義として掲げ、戦争(熱戦)という手段を駆使しない陣取り合戦を繰り広げていました。これを冷戦時代と言いました。第二次大戦後、急激に勢力を拡大してきたソ連によって世界が赤化するのを防ぐため、アメリカは日本や欧州西側諸国に資本主義の恩恵を目一杯振りまいて経...[続きを読む]