カテゴリー別アーカイブ: や行

屋根裏部屋のマリアたち

屋根裏部屋のマリアたち

メイドとは、個人宅にて清掃、洗濯、炊事などの家庭内労働を行う女性の使用人のこと。もともとは結婚前に奉公に出された若い女性のことだったらしいですが、現在では未婚や既婚に関わらずあくまでも職種を意味するとのことです。その家庭内労働における立ち位置に歴史的経緯があり、古代ローマでは奴隷と明らかな被差別的職種であり、中世においては使用人、また近世以降は家事使用人と、微妙にニュアンスを変えながらも少しずつ酷...[続きを読む]

ヤギと男と男と壁と

ヤギと男と男と壁と

80年代ごろからアメリカで実際に存在したという超能力部隊。「ジェダイ計画」というコードネームで、超能力兵士を育成するという構想に着手していたそうです。能力は段階的にレベル分けされていて、まずレベル1は「椅子の数やコンセントの位置など細かい部分にすぐ気づく能力」。レベル2は「直観力」。レベル3は「察力と現実とのつながりを理解し人から見えなくなる能力」。そして、レベル4ともなると、念ずるだけでヤギの心...[続きを読む]

八日目

八日目

1日目「暗闇がある中、神は光を作り、昼と夜が出来た」。2日目「神は空(天)をつくった」。3日目「神は大地を作り、海が生まれ、地に植物をはえさせた」。4日目「神は太陽と月と星をつくった」。5日目「神は魚と鳥をつくった」。6日目「神は獣と家畜をつくり、神に似せた人をつくった」。7日目「神は休んだ」。旧約聖書『創世記』の冒頭で語られる天地創造です。 僕はキリスト教徒ではないしキリストの教えに共感す...[続きを読む]

善き人

善き人

普段何気なく、特定の人を指して「あの人、いい人だよね」と言うことがあると思います。職場でも、学校でも、行きつけのコンビニでも、馴染みの喫茶店でも、親切で気が利いて感じのいい人なら誰でも「いい人」と表現できるし、このひと言でその人がどういう人であるかをズバリ言い表せる便利な言葉だと思います。それに、他人から自分のことをそう言われたとしたら、嫌味に受け取ったり穿った見方をすることがないかぎり、少なくと...[続きを読む]

ユナイテッド93

ユナイテッド93

ニューヨークの9/11メモリアルに隣接したミュージアムで、僕はある展示物に釘付けとなっていました。2001年9月11日、世界貿易センタービルの南棟に突入したユナイテッド航空175便に乗っていた乗客が、テロリストに乗っ取られた機内から家族に伝えた通話の記録です。「僕が乗った飛行機がハイジャックされた。何かあった時のために伝えておくよ。僕は君を愛している。君には何事もないことを祈るよ。僕の両親と同様に...[続きを読む]

預言者

預言者

この映画はフランスにある刑務所を舞台にしており、アラブ系、イタリア系、コルシカ系など、さまざまな民族が派閥を形成して衝突を繰り返している中、主人公のマリク(アラブ系)が入所してくるところから始まります。ある日、囚人の中でも幅を利かせているコルシカ系の大物セザールに目を付けられたマリクは、同じアラブ系の囚人を殺すよう依頼を受けます。戸惑うマリクでしたが、報酬やその後の自分の立ち位置を考えた末、承諾。...[続きを読む]

4分間のピアニスト

4分間のピアニスト

ピアノはずっと憧れの楽器でした。中学になってから音楽という趣味に目覚め、初めはクラシック音楽を聴いているだけだったのですが、音楽熱が高じてくるにつれ次第に自分でも何か楽器を演奏してみたいという思いを抱くようになり、ピアノに注目するようになりました。なぜピアノだったかというと特に確固とした理由はないのですが、交響曲でよく使用されるヴァイオリンやビオラなどの弦楽器はイメージ的に高嶺の花だとか敷居の高さ...[続きを読む]

八日目の蝉

八日目の蝉

僕はマジョリティを避けるきらいがあります。マジョリティと言っても位置づけはさまざまですが、僕が言うマジョリティとは「圧倒的多数の支持」のこと。メディアなどで登場すれば大歓声、大歓喜を受けるような人にはそっぽを向きます。その人の人間性がどうというより、僕自身がそういう流行の波に乗せられてしまうのが嫌なのです。かつて若貴ブームの時、どちらかが土俵にあがってテレビの内外から大歓声を受けているとき、僕は必...[続きを読む]