パリ・エキスプレス

(2008年 / フランス)

バイク宅配会社のドライバー・サムは、ある日、ロキという人物宛ての荷物を届ける依頼を受けたことをきっかけに何者かに命を狙われるが…。

バイクに乗って天職探しの旅へ

パリ・エキスプレス

ピザの宅配やバイク便の仕事はしたことありませんが、一度はやってみたかったと思っています。なぜ興味引かれたかというと、理由は個人的な思い込によるものでかつ漠然としているのですが、仕事中でも自分だけの時間をより多く持てると感じたからです。営業所で荷物を預かって届け先まで、ひとりでバイクを運転していくことになるので、誰とも話さなくていいし、決められた時間内に配達すれば文句も言われない。もちろん、難癖つけてくるお客や反社会的勢力のとこにも伺わなければならない時もあるでしょうけど、そんなに頻度は多くないはずだろうし、気候や交通規則などに気をつけていればツーリング気分だという話も聞いたことがあります。それに、時折コンビニでバイク便の人が息抜きで缶コーヒーを飲んでいるのを見ると、いいなぁと思ってしまいます。もし届け先を選べるのだったら、僕の場合、できるだけ遠くのところを志願して、なるべく営業所には詰めていないようにするんじゃないかと思います。

というのは完全に僕の空想なので、どこまで現実的なのか、または非現実的なのかはわかりません。ただ、こう考えることがまったく無根拠なのではなく、高校の時に経験した配達のアルバイトの記憶が影響しています。年末年始の郵便配達のアルバイトだったんですけど、ひたすら楽でした。朝出勤して郵便物を自転車に載せて、決められた地区を回って配達していく。キリの良いところで郵便局に戻ってお昼を食べて、それから残りを配達しに行く。期間は、学校が冬休み中だけで、1月2日のみ休みであとは出勤。さすがに年初数日は配達量が多かったけど、それ以外の日はそれほどでもなく、昼過ぎには配達終了している状態でした。ゆっくりと自分のペースで配達していき、合間合間に公園でジュース飲んだり音楽聴いたりする。こんなんでもポストの郵便物回収をお願いされたりして、そこそこ仕事を評価されてたことも気楽に思えていたことの一因。こういう仕事が自分に一番合ってるのかな、と漠然と考えたのもこのバイトがきっかけでした。

どんな仕事でもそうですが、責任を伴う以上、楽な仕事なんてありません。実際、配達の仕事は相当きついでしょう。それでも、やっていて楽しいと思える仕事はきっとあるはずです。もういまさらピザの宅配やバイク便の仕事をするつもりはありませんが、そういう仕事に憧れる理由というのは持ち続けているべきだと思うし、たとえ仕事にできなくともうまい息抜きを見つけられる秘訣にはなるのではと思います。郵便配達のバイトをしていたとき、僕が自転車で来るのを待っていてくれた小さな女の子や、僕に会釈お菓子や飲み物をくれたおばさんもいました。この映画みたいにノンストップは辛いけど、仕事しながら癒やされるってのを天職っていうんだったら、僕はまだそういう仕事には巡り会えてないんだなとつくづく思います。


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