天才スピヴェット

spivet

「天才は理解されない」ってよく耳にしますよね。何が理解されないのかって、一つひとつの言動もそうですが、やはりその人が周囲に与える「イメージ」ではないでしょうか。言動がおかしいだけであればただの変人で終わりですが、天才が天才たるゆえんは彼らが手がけた創作物を通して世間に認知されるイメージにあるわけです。このイメージという曖昧な言い方こそがすべてを物語っていて、数値やデータで比較対象化することはもちろ...[続きを読む]

世界にひとつのプレイブック

silverliningsplaybook

妻の浮気現場を目撃したことで精神を病んでしまったパット。夫を交通事故で亡くしたティファニー。この映画は、心に傷を負った者同士が出会い、ぶつかり合いながらも互いに距離を縮めていく話です。と言ってしまえば、映画らしいロマンティックな展開を期待してしまうのですが、実際にそううまくいくものでしょうか。うまくいくというのは、もちろん、傷心のふたりが互いを慰め合い、寄り添い合って、いい意味での共依存関係を築い...[続きを読む]

フューリー

fury

第二次世界大戦における西部戦線、1944年のノルマンディー上陸作戦を契機に戦局が大きく動きます。最終的に200万人を越す兵員を動員したこの作戦は「史上最大の作戦」として有名であり、現在に至るまで史上最大規模の作戦として知られていることは事実です。作戦は6月6日に発動。ノルマンディーに上陸した連合軍は、ドイツ軍の激しい抵抗の中、8月25日にパリを解放すると、フランス、ベルギーを開放し、ドイツ国境に迫...[続きを読む]

ランナウェイ・ブルース

motellife

電車の中で吊り革につかまっているとき、夜眠れないまま横になっているとき、銀行で整理券の番号を呼ばれるまで待っているとき、気づかないうちに考え事をしていたということがしょっちゅうあります。そういうときの考え事って、たいてい自分にとって都合がよく痛快な冒険譚、サクセスストーリーであることがほとんど。普段は口答えのできない上司に正論をズバッと言ってひれ伏したり、公共の場で秩序を乱している柄の悪い連中を...[続きを読む]

ミルカ

milkha

インド、パキスタンといえば、カシミール地方をめぐる小競り合いなどが報じられることからも、仲の良くない国同士というイメージがあると思います。そうした両国が独立から現在まで対立を続けている最大の理由が、宗教間の対立でした。近現代における両国間の歴史を紐解いていくことで、その対立の深さを垣間見てみたいと思います。インド亜大陸(インド、パキスタン、バングラデシュなどがある地域)は、1757年にプラッシーの...[続きを読む]

タイピスト!

populaire

僕はタイピングがとても苦手で、いまでもブラインドタッチが下手くそです。まぁ、それでもパソコン必須のこの時代、使わざるを得ない状況の中、多少なりと改善してきて、レアな文字を打つ以外はキーボードを見なくてもタイピングできます。僕の場合、コーディングやらプログラミングやらで英字を打つ機会が相当あるので、漢字変換を伴う日本文よりは早く打てると思います。でも、ブログを書くときは当然日本語なので日本語で打つわ...[続きを読む]

日輪の遺産

thelegacyofthesun

1938年(昭和13年※支那事変の翌年)6月、文部省は「集団的勤労作業運動実施ニ関スル件」を通牒。学生・生徒は夏季休暇の始期終期その他適当な長期休業中に、中等学校低学年は3日、それ以外は5日の勤労奉仕することを義務付けらました。兵士として出征したため男手の足りない農家に出向き農事、家事、清掃、修理をしたり、防空施設や軍用品に関する簡易な作業などが主な内容でした。この時期における勤労作業の対象は、主...[続きを読む]

ジュラシック・パーク

jurassicpark

中生代(約2億5217万年前から約6600万年前)の三畳紀、ジュラ紀、白亜紀にかけて大繁栄した大型の爬虫類、恐竜。三畳紀では、恐竜や翼竜、ワニやカメなどが現れましたが、その終わりごろに、活発化した火山活動により地上には大量の溶岩が噴出し、気温の上昇、海水の酸性化などで生態系は大きなダメージを受け、地球上の76%の生物が絶滅。しかし、この大量絶滅を生き延びた一部の恐竜は空白になった生物的地位を埋める...[続きを読む]

フライト・ゲーム

フライト・ゲーム

飛行機に乗るとき、座席は必ず通路側を指定するようにしています。理由は単純で、トイレに行くときなど通路に出る際、隣の席の人にどいてもらう必要がないからです。窓側だったり真ん中の席だったりすると、「すみません」と断りを入れて通れるだけのスペースを開けてもらわなければならないし、体の大きな外国人だったら一旦通路に出てもらわなければならないし、最悪隣の席の人が熟睡していたらトイレに行くことをしばらく我慢し...[続きを読む]

ダンサー・イン・ザ・ダーク

ダンサー・イン・ザ・ダーク

「鬱アニメ」とか「鬱ドラマ」と呼ばれる作品があります。とにかく作風が暗くて、主人公や登場人物が精神錯乱や死といったバッドエンドで終わる内容で、観終わって思わず気分が塞ぎ込んでしまう作品のことを言います。そういう陰惨さが醍醐味で一種の芸術表現であるという見方もありファンも多いとのことですが、「鬱」というネガティブな単語を冠している通り、気が抜けてやる気が起きなくなるものがほとんど。ただ暗く絶望的な内...[続きを読む]