タグ別アーカイブ: アラン・アーキン

ガタカ

砂浜に立って波打つ海を眺めながら「この海の大きさに比べたら自分がどれだけちっぽけな存在かわかる」と、しみじみつぶやくシーンが、ドラマや小説などでよく出てきます。こうした時の主人公の心理状態として、何もかもうまくいかずストレスが溜まっていてヤキが回っているというシチュエーションがほとんど。そんな惨めさで押し潰されそうな自分自身も、海の前に立つと、地球誕生時より続いている有給の営みによりすべてを洗い流...[続きを読む]

アルゴ

なんの予備知識なく見始めたのですが、だんだんとストーリーを追っていくうち、「あ、これは政治的な宣伝用の映画なのかな」と思うようになりました。この映画は、イランのアメリカ大使館が占拠された実話を基につくられているのですが、アメリカがイランを敵性国家として圧力をかけているこのタイミングで上映、しかもアカデミー賞まで取らせてしまうなど、何らかの政治的意図を勘ぐらざるを得ないのは当然でしょう。 そう...[続きを読む]