タグ別アーカイブ: ダスティン・ホフマン

靴職人と魔法のミシン

僕はこれまでずっと職場が服装自由だということもあり、普段でも仕事に行くのも服装はカジュアルです(適当という意味のカジュアル)。したがって、靴はそれに合わせる形で、カジュアルな定番系のスニーカー。履くたびに靴紐を結くのが好きでないので、靴べらをかませるだけで履けるものに限ります。スニーカーといってもいろいろありますが、コンバースやオールスターのは持っておらずニューバランスオンリーです。メーカーが好き...[続きを読む]

ジャンヌ・ダルク

いまとなっては世界史上の人物というより、ソーシャルゲームの最高レアキャラとして認識されることが多くなってしまった感のあるジャンヌ・ダルク。貴い生まれではないごく普通の少女がある日、神のお告げを聞いたことでフランス軍を率いることとなり、敵対するイングランド軍を蹴散らすというヒロイックなエピソードがファンタジーっぽくて、スマホ向けのゲームではもはや欠かせない存在となっているのはたしかなこと(北欧神話も...[続きを読む]

主人公は僕だった

短編、長編に限らず、小説を書く際にしてはならないことがあります。それは、プロットを組み立てずに書き始めてしまうこと。プロットとは、簡単に言えば「物語の構成を示した設計図」のことで、人によっては詳細なあらすじと捉える場合もあります。もっと細かく定義すると、シーンごとに起きるイベントや登場人物同志のぶつかり合いの設定、起承転結または序破急(冒頭、ヤマ場、どんでん返し、結論)の明確化、文章に緩急をつける...[続きを読む]

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

僕が幼かった頃、街に買い物に出かけるとなると、必ずと言っていいほど「おもちゃ屋」に連れて行ってもらうことを期待したものです。それほど当時は、商店街の個人経営のものから、駅前通りの大型チェーン店、デパートの5階くらいにあったおもちゃ売り場が、街にあふれていたのです。アニメキャラクターの模型やボードゲーム、パズル、ファミコンソフト、プラモデル、ぬいぐるみなどの定番から、指でこすると煙が出る紙や匂いのす...[続きを読む]

パフューム ある人殺しの物語

街を歩いていて欧米人とすれ違った瞬間、鼻をつく香水の強い匂いに眉をひそめることがよくあります。日本人が好む、控えめでほのかに香るタイプではなく、まるでお風呂用洗剤みたいな、およそ外出向けとは思えないその激臭に目眩がするような不快感を催すこともしばしばです。もちろん、欧米人のすべてがそういった強い香水を身にふりかけているわけではないのですが、匂いの強弱はあれど、彼らからは何かしら香水の匂いを感じます...[続きを読む]