タグ別アーカイブ: ピーター・ウィアー

トゥルーマン・ショー

街中、電車の中、会社の中など、多くの人がいるところに身を置くと、「誰かに見られている」気がする。そうでなくとも、自室でひとりでいたとしても、背後から見つめられている感じがすることがある。こうした感覚のことを「注察妄想」といいますが、さらにその思い込みがエスカレートすると、のぞき見されている、監視されている、尾行されている、盗聴や盗撮されているなどという「追跡妄想」のほうへ発展していきます。「妄想」...[続きを読む]

ウェイバック -脱出6500km-

ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ著『竹林はるか遠く』という、ベストセラーとなった本があります。この本は、第二次世界大戦において日本の敗色が濃厚となった1945年の夏、ソ連が日ソ中立条約を一方的に破棄して対日参戦を開始した頃の話で、当時朝鮮北部の羅南に住んでいた日本人一家が日本まで決死の逃避行を繰り広げるというものです。羅南から京城、釜山まで、貨物列車に便乗させてもらいながら内地を目指しますが、列車の荷...[続きを読む]

マスター・アンド・コマンダー

どんな組織でもそうですが、リーダーに求められるものは「信頼」。それ以外にありません。この人のために働きたい、この人となら辛いことも共有していけるというような、心的な一体感・連帯感を部下に生じさせられる人がリーダーとして組織のトップに立つと、その組織は必ず目に見える成果を挙げられます。逆にそうでない組織はなかなか成果を挙げられないどころか、どんどん人が離れていき、やがて事業を継続できなくなり崩壊して...[続きを読む]