タグ別アーカイブ: マイケル・ケイン

サイダーハウス・ルール

ドラマや小説、歌の歌詞などで少年を描く際、何かに縛られて不自由を感じている、古い慣習に息苦しさを感じている、既存の概念を押し付けてくる大人に対抗心を抱く、といった感じで描かれることが多いと思います。少年、だいたい中高生くらいの年代を指すと思いますが、こうした場合、「社会の不条理に対する義憤」「大人が決めた間違ったルールを正す闘争」「何も変えようとしない後ろ向きな姿勢への糾弾」というニュアンスを下地...[続きを読む]

グランド・イリュージョン

僕はテレビでしかイリュージョンを見たことないため、リアルに目の前で展開されて得られる感動というものはついぞ味わったことはありません。テレビで見ても面白いと言えば面白いのですが、どうしても編集されているという読みが働いていしまって感興は巻き起こらず、なんとなく「ふーん」と鼻を鳴らしながら見終えるというのがいつものパターンです。見せ場のシーンでは思わず唸ることもありますが、どうせ「なーんだ」と笑ってし...[続きを読む]

ニコラス・ケイジのウェザーマン

大作と呼ばれるハリウッド映画出演作を数多く持ち、日本でも人気が高いニコラス・ケイジ。彼が出演する映画は、必ず話題作として取り上げられ、その少なからずがヒットするわけですが、僕はどうしても彼のファンになれません。もちろん、僕は彼と直接会ったこともないし、遠くから彼の素顔を拝んだことすらありません。彼のファンの大部分がそうでしょうが、僕と彼との関係は映画の出演者とその視聴者であるに過ぎず、彼については...[続きを読む]

プレステージ

新興宗教の勧誘や高額羽毛布団などの悪徳商法、高額配当を謳った投資詐欺、最近では振り込め詐欺など、世の中には人を騙すことで利益を得ようという勢力が後を絶ちません。騙す側の手口としては、一般的な社会常識をもってすれば簡単に嘘だと見破れる案件を、巧みな話術で信じこませて金を出させるといったところでしょうか。でも、いくら圧倒的に話術が巧みで、ターゲットの弱みや泣きどころを突いた誘導をしたところで、普通に考...[続きを読む]