タグ別アーカイブ: モーガン・フリーマン

ミリオンダラー・ベイビー

誰しも、夢や恋やあこがれは抱くものですが、到底乗り越えられそうにない壁に突き当たったら、どうすればいいか大きな選択を迫られることになります。諦め時が肝心と言って気持ちを切り替えて別の目的を探す人もいれば、いやここで踏ん張らないと運命を切り拓くことはできないと根性論をぶつ人もいるでしょう。考えたかは人それぞれなので、どちらが正解かなんて答えがあるはずがありません。でも、ドラマやアニメなどでは圧倒的に...[続きを読む]

グランド・イリュージョン

僕はテレビでしかイリュージョンを見たことないため、リアルに目の前で展開されて得られる感動というものはついぞ味わったことはありません。テレビで見ても面白いと言えば面白いのですが、どうしても編集されているという読みが働いていしまって感興は巻き起こらず、なんとなく「ふーん」と鼻を鳴らしながら見終えるというのがいつものパターンです。見せ場のシーンでは思わず唸ることもありますが、どうせ「なーんだ」と笑ってし...[続きを読む]

ドライビングMissデイジー

心理学用語で「パーソナル・スペース」というものがあります。これはコミュニケーションをとる相手が自分に近づくことを許せる、自分の周囲の空間(心理的な縄張り)を意味します。一般に、親密な相手ほど狭く(ある程度近付いても不快さを感じない)、逆に敵視している相手に対しては広いという傾向があり、相手によっては(ストーカーなど)距離に関わらず視認できるだけで不快に感じるケースもあります。たとえば、あまり親しく...[続きを読む]

最高の人生の見つけ方

余命いくばくもないことを宣告されたとして、人生においてやり残したことをどこまで片付けられるか、いや、そもそも冥土の土産に何かパーッとやってやろうと思い立つことすらできるのかどうか、僕は疑問です。でも、たとえば、痛みや機能障害は何も感じないにもかかわらず3ヶ月後には眠るように息を引き取るという場合であれば、ちょっと考えるかもしれません。もちろん、医師から納得のいく病状の説明があり、僕自身それを受け入...[続きを読む]

エンド・オブ・ホワイトハウス

アメリカのワシントンDCに観光に行った時、やはりいちばんの目当てはホワイトハウスでした。ニューヨークから高速バスでワシントンDCのユニオン駅に到着し、スミソニアン系の博物館・美術館をいくつか回ってからリンカーン記念館まで足を運び、観光最後の締めにホワイトハウスへと向かいました。ワシントンDCの主な観光名所はほぼひとつのエリアに固まっているとはいえ、なにせひとつひとつの区画が広大なので、ホワイトハウ...[続きを読む]

ショーシャンクの空に

それまでごく普通の生活をしていたのに、ある日ふと魔が差して何かの罪を犯してしまい、刑務所で長期間服役することになったとします。所内では、犯した罪に対する悔恨の情と被害者への謝罪の気持ちを胸にしつつ、刑務官の指示をよく守り、また他の受刑者とトラブルを犯すことなく、日々の作業に取り組みます。その後、そうした真面目な態度が認められ改悛の意思があると判断されたため、仮釈放がかなったとしましょう。その際、こ...[続きを読む]