タグ別アーカイブ: ルイ・マル

地下鉄のザジ

田舎生まれの僕にとって東京そのものもそうですが、発達した交通機関にはちょっとした恐怖を持っていました。高速道路なんかは道路の上にまた道路が敷かれているし、地元をかすりもしない新幹線はその発着点となっていてビュンビュン走っているし、地元で時間帯によっては1時間に1本しかないバスは10分おきくらいにしかも定額で運行されているし、電車に限っては路線図を見ても何がなんだかさっぱりわからない。とにかく、東京...[続きを読む]

さよなら子供たち

この映画は第二次大戦中のユダヤ人迫害をテーマに描いた作品で、罪のない無邪気な子供たちに突きつけられた戦争の現実を描いた作品として高く評価されています。ナチス・ドイツによるユダヤ人に対する残酷な仕打ちを描いた映画は結構あるのですが、この映画に関しては戦争や拷問などの描写はなく、ただユダヤ人だからという理由で、友情が芽生えつつあった新入生が連行されていくという様が描かれています。ではなぜユダヤ人は迫害...[続きを読む]