タグ別アーカイブ: ウィリアム・ボールドウィン

バックドラフト

僕が育った地域というのは、山を切り開いて均した台地の上に造成された住宅地。地名に「ニュータウン」こそ付きはすれど、小規模スーパーと小学校、郵便局、駄菓子屋があるだけの、まったく開けていないところでした。放課後の遊びは、同級生と球技をしたりファミコンをやることのほか、未開拓の山の中に分け入って冒険したりするくらいが関の山。ファミリーレストランが徒歩圏内にあって電車に乗って帰宅するなんていう環境がとて...[続きを読む]