外国の街に到着した早々、当初予定していた計画が狂い、どうしたらいいかわからず途方に暮れてしまった経験は僕にもあります。もうずいぶん前の話になりますが、中国の北京を初めて訪れたときのことです。当時は旅慣れていなかったこともあり、ホテルは行き先さえ把握しておけば部屋にありつけるということが当然だと思い込んでいました。それで、ガイドブックで見つけた、ロケーションがよく一泊の料金も手頃なゲストハウスを目当...[続きを読む]
忘れ去られた頃合いの映画を観ることが生きがい。すでに語り尽された旧作映画をいまさらながら評論するエッセイ集です。