
僕は美術館とか博物館という場所にはまったくもって食指が動かないタイプの人です。国内外問わず、旅行に行った時には、国立の大きなものはもちろん、滞在している街の歴史や文化にちなんだ記念館などももれなく足を運ぶのですが、特に強い知的興味や探究心が湧いたから行くわけではありません。単に、そこがその街のシンボルになっていたりガイドブックのいちばん最初に大きく紹介されていたからなどといったように、そこに行った...[続きを読む]
忘れ去られた頃合いの映画を観ることが生きがい。すでに語り尽された旧作映画をいまさらながら評論するエッセイ集です。
僕は美術館とか博物館という場所にはまったくもって食指が動かないタイプの人です。国内外問わず、旅行に行った時には、国立の大きなものはもちろん、滞在している街の歴史や文化にちなんだ記念館などももれなく足を運ぶのですが、特に強い知的興味や探究心が湧いたから行くわけではありません。単に、そこがその街のシンボルになっていたりガイドブックのいちばん最初に大きく紹介されていたからなどといったように、そこに行った...[続きを読む]
ABBAが活躍した年代は1970年代半ば~80年代初頭といいますから、僕はリアルタイムで彼らの音楽に接してはいませんし、全世界的に大フィーバーを巻き起こしたということも知りません。僕が初めて世界的なアーティストとして知ったのはマイケル・ジャクソンですから、彼らに熱狂したのはちょうど僕の親か、それよりちょっと若い世代の人たちだったのでしょう。そういえば、僕が初めてABBAを知ったのは、CDプレーヤー...[続きを読む]
この映画が日本で封切られた時、チケットの半券を提示すれば2回目は1000円で観られるというキャンペーンが展開されていたようです。本国のイギリスで大ヒットしたという実績を引っさげての公開なので、配給会社もさぞや自信を持っていたことでしょう。では、本当に面白い映画なら、別にそういったリピーター割引など企画せずともリピーターが続出するはずなのですが、このケースのようにわざわざ「二度目、真実が見える」とい...[続きを読む]
僕ひとりだけの部署で僕ひとりだけで作業しているため、自然と1日にほとんど喋らないことが多くなり、気づいたらひと言も発しないまま1日が終わっていたということがしばしばです。今日なんか喋ったっけって思い返していて、ようやく思い出したらそれは独り言だったり。職場の環境もそうですが仕事内容的に職人的な領域なので仕方ないとは思うのですが、こんな生活人間らしくないなと、ふと悲しくなったりします。 こんな...[続きを読む]