この映画を観て以来、お盆やお正月には帰省して両親の顔を見る、お米がなくなったら実家に連絡して送ってもらうといったことを当然のこととしている僕は、なんと脳天気な人生を送っているのだろうと実感するようになりました。これまで、両親の存在はもちろん、自分が生まれた経緯、そして自分を取り巻く環境に大難が起こらず実に平和に生きていることのありがたさなんて、これっぽっちも考えず過ごしてきました。両親に感謝を捧げ...[続きを読む]
忘れ去られた頃合いの映画を観ることが生きがい。すでに語り尽された旧作映画をいまさらながら評論するエッセイ集です。