
太公望が周に仕官する前、ある女と結婚していましたが太公望は仕事もせずに本ばかり読んでいたので離縁されてしまいました。ところが、太公望が周から斉に封ぜられ、顕位に上ると女は太公望に復縁を申し出ます。すると、太公望は盆の上に水の入った器を持ってきて、その器から水を床にこぼし「この水を盆の上に戻してみよ」と言いました。女はやってみますが当然のことながらできません。太公望はそれを見て「一度こぼれた水は二度...[続きを読む]
忘れ去られた頃合いの映画を観ることが生きがい。すでに語り尽された旧作映画をいまさらながら評論するエッセイ集です。
太公望が周に仕官する前、ある女と結婚していましたが太公望は仕事もせずに本ばかり読んでいたので離縁されてしまいました。ところが、太公望が周から斉に封ぜられ、顕位に上ると女は太公望に復縁を申し出ます。すると、太公望は盆の上に水の入った器を持ってきて、その器から水を床にこぼし「この水を盆の上に戻してみよ」と言いました。女はやってみますが当然のことながらできません。太公望はそれを見て「一度こぼれた水は二度...[続きを読む]