いまさら映画評論とは

いまさら映画評論とは

読んで字の如しです。

ちょっと(かなり)タイミングを逸した映画を、僕自身の考えや実体験などに照らし合わせて、エッセイ風につづった映画評論サイトです。要するに、すでに語り尽くされた旧作映画をいまさら評論する、流行から外れたサイトと思っていただけたらと思います。

なので、本サイトでは、現在公開中だったりレンタルショップで最新作、新作に当たる作品は取り上げていません。まれに準新作が登場することもありますが、それはTSUTAYAで準新作半額クーポンが配布され、貧乏根性でついレンタルしてしまった時だけです。基本的に、本サイトには旧作しかありません(最新作だって時間が経てば旧作になるだろ、というツッコミはなしで。あくまでも視聴当時を基準にしています)。

なんで旧作にこだわるのかというと、以前、深夜番組としてテレビで放送されている映画を見ている時期があって、そのときに「いい映画は話題作に限らない」と実感したことによります。深夜にやっている映画は、10年以上前のだけどいまだ存在感がある映画、B級と呼ばれる一般受けしない映画、逆にゴールデンでは放送しづらい通好みの深い映画が満載。僕自身、こういうニッチな分野に首を突っ込むのが大好きなのです。

そういう映画ばかり観るようになって、僕は完全に映画の見方が変わりました。もともと手当たり次第観まくってやろうという姿勢だったのに、いつの間にか、レンタルショップに行っても棚の隅っこで肩身狭そうに陳列されている映画に注目するようになりました。いまは「hulu」でそういう映画を探して観ています。

映画のチョイスに一貫性はなく、何となくその時のフィーリングに合ったものを選んでいます。ジャンルもなるべく偏りなくいろいろな映画を観たいとは思っていますが、展開が見え見えのアクション、叫ぶだけのホラー、美男美女だけが売りのラブストーリーなど、観ても何も感じないだろうと思うのは直感的に省きます。なぜ映画を観るのかって、単純に、観た甲斐があった映画を探したいからです。

ちなみに、「映画評論」としていますが、真面目な評論は一切していません。その映画を観て感じたことをストレートに書き残すというコンセプトを取っているからというのが建前で、本当の理由は僕が映画について語れるほどの知識を有していないからであります。本格的なレビューをお求めでしたら、ちょっとお役に立てないことをお断りしておきます。その代わり、ネタバレはないのでご安心を。

なお、このサイトでは映画に採点したり評価したりすることはしてません。もちろん、面白い面白くない、好き嫌いはありますが、それぞれの映画に個性がありインスピレーションをもたらしてくれると信じているので、どんな映画でも良いところを探しながら鑑賞し、そういうところを抜き取って記事を書ければと思っています。

ともあれ、「あ、こんな映画あったなー」って感じで気軽に読んでもらえたら、嬉しく思います。