短編、長編に限らず、小説を書く際にしてはならないことがあります。それは、プロットを組み立てずに書き始めてしまうこと。プロットとは、簡単に言えば「物語の構成を示した設計図」のことで、人によっては詳細なあらすじと捉える場合もあります。もっと細かく定義すると、シーンごとに起きるイベントや登場人物同志のぶつかり合いの設定、起承転結または序破急(冒頭、ヤマ場、どんでん返し、結論)の明確化、文章に緩急をつける...[続きを読む]
忘れ去られた頃合いの映画を観ることが生きがい。すでに語り尽された旧作映画をいまさらながら評論するエッセイ集です。