身近な人から突然「同性愛者」だとカミングアウトされて、何の抵抗なく受け入れられる人というのは、正直なところ少数派ではないかと思います。たとえ、その人の好意の対象が自分ではなかったとしても、いままでと同じように接することを無意識のうちに避けようとし、彼から好かれぬよう警戒を強めてしまうのではないでしょうか。別に、これは同性愛者を差別しようとしているわけではなく、男女間では異性愛が当然の環境にいた人た...[続きを読む]
忘れ去られた頃合いの映画を観ることが生きがい。すでに語り尽された旧作映画をいまさらながら評論するエッセイ集です。
身近な人から突然「同性愛者」だとカミングアウトされて、何の抵抗なく受け入れられる人というのは、正直なところ少数派ではないかと思います。たとえ、その人の好意の対象が自分ではなかったとしても、いままでと同じように接することを無意識のうちに避けようとし、彼から好かれぬよう警戒を強めてしまうのではないでしょうか。別に、これは同性愛者を差別しようとしているわけではなく、男女間では異性愛が当然の環境にいた人た...[続きを読む]
学生時代は本をよく読みました。中高生の頃はもっぱらファンタジーものとかアニメの原作、日本の小説が中心だったのですが、大学生になってからは外国の古典ばかり手を出すようになりました。文学部所属でもなく特に読む本のジャンルを固定する必要はまったくなかったのですが、その頃は本屋に行っても話題の新刊には一切目もくれず、迷わずに外国古典コーナーに足を運んで次は何を読もうかと舌なめずりしながら物色していたもので...[続きを読む]