この映画の可笑しいところは、出資金を募るだけ募っておいて、舞台を大コケさせて1日で打ち切りとし、あとは経理上の操作で差額をせしめようと企むことにあります。ヘボプロデューサーのマックスは、その案を思いついた会計士のレオを新たなプロデューサーとして起用し、1日で打ち切りとなるほどの最低最悪の舞台を作るための人材を求めて奔走。ナチスに心酔しているドイツ人男性が書いたヒトラー賛美の脚本、ゲイで一癖も二癖も...[続きを読む]
忘れ去られた頃合いの映画を観ることが生きがい。すでに語り尽された旧作映画をいまさらながら評論するエッセイ集です。