一人っ子政策が敷かれている中国では、一人っ子ゆえの可愛さから過保護に育てられた子供のことを「小皇帝」と呼ばれているそうです。都市部の富裕層や中産階層に多く、改革開放後の消費社会で育った彼らは、親の愛情をたっぷりすぎるほど受け、「自主性に欠ける」「自己中心でわがまま」「思いやりがない」という負の人間性を克服する機会が与えられないまま大人になっていくとのこと。もちろん全員が全員そうではないですし、日本...[続きを読む]
忘れ去られた頃合いの映画を観ることが生きがい。すでに語り尽された旧作映画をいまさらながら評論するエッセイ集です。
一人っ子政策が敷かれている中国では、一人っ子ゆえの可愛さから過保護に育てられた子供のことを「小皇帝」と呼ばれているそうです。都市部の富裕層や中産階層に多く、改革開放後の消費社会で育った彼らは、親の愛情をたっぷりすぎるほど受け、「自主性に欠ける」「自己中心でわがまま」「思いやりがない」という負の人間性を克服する機会が与えられないまま大人になっていくとのこと。もちろん全員が全員そうではないですし、日本...[続きを読む]
何かを書いている最中、当初思い描いていた展開とはまるで違った方向へと筆が勝手に進み、そのまま予期していなかった結末に至ってしまうことがよくあります。それは、何も考えず思いつきで何かを書きだした時よりも、書く前にプロットや登場人物像を綿密に設定した時のほうがその傾向は顕著に現れるのです。その理由としてよく言われているのが、ストーリー・人物設定が徹底的に練りこまれた物語というものは、その時点ですでに登...[続きを読む]