
幼い頃に、「桃太郎」とか「花咲かじいさん」とか「カチカチ山」などの昔話を、親から読み聞かされたりして親しんできたという記憶は誰にでもあることと思います。僕もそうでした。家に日本や世界の童話を集めた子供向けの全集があり、読み聞かされたのか自分で読みだしたのかはもう覚えていませんが、その20~30ページほどしかなく見開き半分がイラストで構成された本をよく手に取っていたことは覚えています。数十冊から成っ...[続きを読む]
忘れ去られた頃合いの映画を観ることが生きがい。すでに語り尽された旧作映画をいまさらながら評論するエッセイ集です。