タグ別アーカイブ: アン・ソンギ

墨攻

孔子や老子、荘子、孟子、荀子などの諸子百家は歴史というよりむしろ、漢文の授業で馴染みがあった記憶があります。たしかに世界史(中国史)にも出て来るのですが、皇帝や王朝、制度などが主役となる一方、諸子百家たちは文化欄に押し込まれ、番外という扱いだったので、暗記の優先度としては低かったです。実際、テストに出題されることはほとんどなく、あっても各々の主張を選択形式で一致させるものばかりで、孔子とかの有名ど...[続きを読む]

シルミド

敵(対立)の存在が明確であればあるほど、物語は面白くなります。僕が脚本の勉強をしていた時、ストーリーを構築する上でまず初めに習ったことが、主人公との対立構造をはっきりと描くことでした。対立を軸に据えることで、主人公の人生における葛藤を生じさせることになり、これにより彼に足枷が加えられたり逆境となって立ちはだかったりする。誰の人生でも選択肢を迫られる葛藤を経験しているので、対立構造が明確なほど主人公...[続きを読む]