タグ別アーカイブ: ジェニファー・ローレンス

アメリカン・ハッスル

いまも昔も、善良な市民から金品を巻き上げる詐欺師の存在が途絶えたことはありません。人を騙して利益を得ようとする人がいない社会など、どんなに治安の良い国でも実現することは不可能。そのうえ、時代が進むにつれて手法はさまざまに変化し巧妙化していくので、警察とのイタチごっこは終わりません。一方で、詐欺師がターゲットとなる人を騙す心理的アプローチはだいたい共通しています。つまり、「ターゲットが騙されたと気づ...[続きを読む]

世界にひとつのプレイブック

妻の浮気現場を目撃したことで精神を病んでしまったパット。夫を交通事故で亡くしたティファニー。この映画は、心に傷を負った者同士が出会い、ぶつかり合いながらも互いに距離を縮めていく話です。と言ってしまえば、映画らしいロマンティックな展開を期待してしまうのですが、実際にそううまくいくものでしょうか。うまくいくというのは、もちろん、傷心のふたりが互いを慰め合い、寄り添い合って、いい意味での共依存関係を築い...[続きを読む]

ウィンターズ・ボーン

まずびっくりしたのが、この映画の主人公リーの年齡が17才という設定だったこと。僕はてっきり、一緒に住んでいる小さい男の子と女の子の母親がリーなんだろうなと思っていたのですが、お姉さんだったとは思いも寄らず、しかもまさかのハイティーン。これが日本人だったら、原宿あたりで買ったピンク系のフリフリの洋服を着て街ゆくイケメン男子に熱視線を送る純朴な子供にすぎないのですが、リーの表情からうかがえるのは、そん...[続きを読む]