カテゴリー別アーカイブ: ま行

ミニミニ大作戦

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)のまとめによると、2013年度の新車販売累計台数354.3万台のうち、軽自動車の販売台数は140.8万台(39.7%)と、ほぼ4割のシェアを占めているとのこと。一世帯あたりの軽自動車普及率も全国平均で51.8%を記録するなど、軽自動車は単なる自動車の一形態ではなく、自動車そのものと言っていいのかもしれません。で、2014年の国内新車販売台数ランキングをチェックして...[続きを読む]

マスター・アンド・コマンダー

どんな組織でもそうですが、リーダーに求められるものは「信頼」。それ以外にありません。この人のために働きたい、この人となら辛いことも共有していけるというような、心的な一体感・連帯感を部下に生じさせられる人がリーダーとして組織のトップに立つと、その組織は必ず目に見える成果を挙げられます。逆にそうでない組織はなかなか成果を挙げられないどころか、どんどん人が離れていき、やがて事業を継続できなくなり崩壊して...[続きを読む]

ミスター・ノーバディ

太公望が周に仕官する前、ある女と結婚していましたが太公望は仕事もせずに本ばかり読んでいたので離縁されてしまいました。ところが、太公望が周から斉に封ぜられ、顕位に上ると女は太公望に復縁を申し出ます。すると、太公望は盆の上に水の入った器を持ってきて、その器から水を床にこぼし「この水を盆の上に戻してみよ」と言いました。女はやってみますが当然のことながらできません。太公望はそれを見て「一度こぼれた水は二度...[続きを読む]

ミスト

群集心理の端的な特徴として、群衆一人ひとりの思考が単純な動機で簡単に動かされてしまい暴徒化しやすいというのがあります。よく数千数万の人たちが、同じ方向に向かって狂気の入り混じった表情で気勢を上げている映像を見かけますが、あれはまさしくその典型です。群衆一人ひとりは普段は物静かだったり真面目な務め人だったりなのですが、あるきっかけが原因で強烈な罵詈雑言や破壊活動をも厭わない悪鬼と化してしまう。そのき...[続きを読む]

迷子の警察音楽隊

外国の街に到着した早々、当初予定していた計画が狂い、どうしたらいいかわからず途方に暮れてしまった経験は僕にもあります。もうずいぶん前の話になりますが、中国の北京を初めて訪れたときのことです。当時は旅慣れていなかったこともあり、ホテルは行き先さえ把握しておけば部屋にありつけるということが当然だと思い込んでいました。それで、ガイドブックで見つけた、ロケーションがよく一泊の料金も手頃なゲストハウスを目当...[続きを読む]

ミシェル・ヴァイヨン

僕が中学生の頃、友人の間でF1が流行ったことがあります。当時は、アイルトン・セナが全盛だったこともありF1人気は世界的にもすごいものがあったと記憶していますが、F1にまったく興味のなかった僕にはその話題が始まると苦痛の時間にすぎませんでした。セナをはじめ、ネルソン・ピケやミハエル・シューマッハ、アラン・プロストなど、話を聞かされているうち有名なF1レーサーの名前だけは嫌でも覚えていきましたが、肝心...[続きを読む]

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

9.11の同時多発テロで破壊されたワールドトレードセンタービルの跡地は、現在アメリカ・ニューヨーク市を代表する観光地「9/11メモリアル」となっており、距離的に近くにある自由の女神を見てから訪れるケースが多いようです。かくいう僕もニューヨークを観光で訪れた時に足を運びました。ガイドブックには完全予約制でウェブサイトから申し込まないと入場できないと書いてありましたがそんなことはなく、近くにある記念館...[続きを読む]

マイ・ガール

僕が通っていた中学校では、芸術鑑賞会と題して、定期的に全校生徒が体育館に集まって映画を観る機会が設けられていました。それほど頻繁ではなかった(年に1度か2度)と記憶していますが、映画が上映される、まるまる2時間ほどが休講扱いとなったので、映画自体を楽しみにしているというより、退屈な授業がスキップされるからマシと捉えていた生徒も多かったです(かくいう僕もそのひとり)。 在校中に何が上映されたか...[続きを読む]

ミュンヘン

1948年のイスラエル建国宣言以降、イスラエルと周辺アラブ諸国との間では数えきれないほどの戦闘が繰り広げられています。イスラエル建国は、かつてその地に住んでいて、いまはパレスチナ自治区と呼ばれる区域に押し込まれているパレスチナ難民をはじめ、当時の列強と国連の事なかれ主義による取り決めにより、聖地(エルサレムはキリスト、ユダヤ、イスラムの聖地であるが)を異教徒(ユダヤ人)に奪われたアラブ人の強い反発...[続きを読む]

マンマ・ミーア!

ABBAが活躍した年代は1970年代半ば~80年代初頭といいますから、僕はリアルタイムで彼らの音楽に接してはいませんし、全世界的に大フィーバーを巻き起こしたということも知りません。僕が初めて世界的なアーティストとして知ったのはマイケル・ジャクソンですから、彼らに熱狂したのはちょうど僕の親か、それよりちょっと若い世代の人たちだったのでしょう。そういえば、僕が初めてABBAを知ったのは、CDプレーヤー...[続きを読む]