カテゴリー別アーカイブ: 戦争

ディバイナー 戦禍に光を求めて

この映画の舞台となったガリポリの戦い。たぶん日本人にはまったく馴染みがないでしょうし、僕自身も名前の響きから古代ギリシア時代の戦争のひとつかなと思ってました。ですが、本編を観てみると、第一次世界大戦なんですね。さらに、この戦いの上陸作戦が行われた4月25日は、オーストラリアとニュージーランドで「アンザック(ANZAC)・デー」と呼ばれ国民の祝日となっているほど重要な戦いであったことがわかりました。...[続きを読む]

あの日の声を探して

この映画の舞台となっているのは、北カフカス地方の北東部に位置する、ロシア連邦北カフカース連邦管区に属するチェチェン共和国。人口は約100万人で面積は日本の四国ほど、住民のほとんどがイスラム教スンナ派を信仰しています。1991年のソ連解体において、ソ連邦を構成していた共和国が次々に独立宣言をする中、当時自治共和国だったチェチェンも独立を目指しますが、ロシアは自治共和国を共和国に昇格させても独立は認め...[続きを読む]

ヒトラー 〜最期の12日間〜

アドルフ・ヒトラーという名前を聞いたことないなんて人はいないでしょう。名前を聞いたことあるという程度の人でも、ヒトラーが独裁者で、第二次世界大戦を引き起こし、多数のユダヤ人を虐殺したということはなんとなくでも知っているはずです。それほど世界史に影響を与えた人物ですから。ヨーロッパでは悪魔のごとく(もしくは悪魔そのもの)として描かれていて、頭がイカれたサイコ野郎の代名詞となっているそうですし、世界的...[続きを読む]

フューリー

第二次世界大戦における西部戦線、1944年のノルマンディー上陸作戦を契機に戦局が大きく動きます。最終的に200万人を越す兵員を動員したこの作戦は「史上最大の作戦」として有名であり、現在に至るまで史上最大規模の作戦として知られていることは事実です。作戦は6月6日に発動。ノルマンディーに上陸した連合軍は、ドイツ軍の激しい抵抗の中、8月25日にパリを解放すると、フランス、ベルギーを開放し、ドイツ国境に迫...[続きを読む]

日輪の遺産

1938年(昭和13年※支那事変の翌年)6月、文部省は「集団的勤労作業運動実施ニ関スル件」を通牒。学生・生徒は夏季休暇の始期終期その他適当な長期休業中に、中等学校低学年は3日、それ以外は5日の勤労奉仕することを義務付けらました。兵士として出征したため男手の足りない農家に出向き農事、家事、清掃、修理をしたり、防空施設や軍用品に関する簡易な作業などが主な内容でした。この時期における勤労作業の対象は、主...[続きを読む]

ローン・サバイバー

強靭な肉体と精神力を持ち、高度に訓練された特殊技能と最先端の装備を駆使して、困難な任務を遂行するエリート集団。これこそが「特殊部隊」と言えましょうか。テロリストによるハイジャックや要人誘拐、爆破テロなどに対処するため、機敏かつ隠密に行動できるスペシャリストの必要性が高まっていることから、彼らに対する期待はいっそう高まっているのが現実。そんな彼らですが、飲み会の席はもちろん、家族や友人に「俺、あのチ...[続きを読む]

ネイビーシールズ

軍事組織において、一般的な軍事作戦とは性質を異にする困難な作戦の遂行のために特別に編成された「特殊部隊」。比較的小人数による部隊行動で後方攪乱、破壊工作(暗殺を含む)、戦略的攻撃、対テロ作戦、情報収集、心理戦、人質救出などを主な任務としています。人員確保については、その国の軍隊や治安機関に籍を置く志願者から選抜される形式になっていますが、その専門性と性質上、個人の能力とチームワークの両方が求められ...[続きを読む]

ロード・オブ・ウォー

武器商人とは、その字義通りに定義するなら武器を売る商人のことですが、武器弾薬を販売することで戦争によって私利を図ることから「死の商人」とも呼ばれており、こちらのほうがその本質をより捉えていることから通りがよいのではないかと思います。それも、この“私利”というのがクセモノで、利益になるのであれば敵味方を問わず兵器を販売するスタンスを取るため、戦争が長引かせたり、第三者が介入させて対立構造が複雑化した...[続きを読む]

レッド・バロン

戦闘機が主役の映画で真っ先に思い出すのは、やはり「トップガン」ですね。最新鋭の(と言っても1980年代ですけど)戦闘機が高高度かつ超音速飛行で敵とのドッグファイトを繰り広げる映像は、そのリアルな迫力と格好良さに小学生だった僕はすっかり憧れてしまったものです。男は大概乗り物好きではあり、子供は特にスピードが出るものに強く惹かれる傾向が強く、新幹線やスーパーカーなどが大人気となるのですが、未知の大空を...[続きを読む]

男たちの大和 / YAMATO

1941年12月16日に就役し、翌2月12日に連合艦隊旗艦となった戦艦大和。大日本帝国海軍が誇るこの戦艦は、全長263m、排水量73,000トン(満載)、そして史上最大の46cm主砲3基9門を備えた桁外れの超弩級戦艦として世界にその名を轟かせていました。また、その艦名に日本そのものを意味する「大和」と名付けられたことからも、当時の日本人が大東亜戦争必勝をこの艦に託し、戦局打開の切り札としての期待を...[続きを読む]

  • Page 1 of 2
  • 1
  • 2
  • >