タグ別アーカイブ: トム・ハンクス

ハドソン川の奇跡

この映画の下地となった、2009年1月のUSエアウェイズ1549便不時着水事故は、当時ニュースで大々的に取り上げられていたので、僕もよく覚えています。事故の原因や経緯以上に、乗客や一般人が携帯のカメラで現場の写真を撮ってツイッターなどのSNSで投稿したことで、これまでの報道の在り方を根底から覆すきっかけとなった事故として強く記憶に残っています。テレビよりも早く第一報を送ったのは、近くを航行していた...[続きを読む]

ターミナル

空港は僕の好きな場所のひとつです。空港は、ただ単に、飛行機への搭乗手続きを済ませるためだけに利用する場所ではありません。個人的な楽しみを味わう時間を見越して早めに到着するようにしています。特に何かをするわけではありません。「空港にいる」という実感を噛みしめるためです。以前は、チェックイン(搭乗手続き)を早めに済ませてしまうと到着した空港で荷物が最後のほうに出てくるという説を信じていた時期もありまし...[続きを読む]

キャスト・アウェイ

「時が解決する」という言葉があります。何か辛いことがあったり取り返しの付かないことをされた人を慰めるために用いられることがほとんどで、傷心した本人が自分自身に言い聞かせる際の用途はあまりないんじゃないかと思います。というか、言われたくない言葉です。絶望に身を焦がされ、まるですべてを失ったかのように目の前が真っ暗になっているのに、「大丈夫。時が解決するから」なんて遠い目をして言われると、正直カチンと...[続きを読む]

グリーンマイル

非常に有名で評価も高い映画ですが、僕にとっては、間延びした感のある退屈な映画だったというのが正直な感想です。この物語の大まかな筋は、コフィという黒人の大男が、女の子ふたりを殺害したかどでで刑務所入りし、ポールら看守たちと交流していくこと。巨漢ながら無邪気で人好きのよさそうな優しさを持ったコフィは、自らにまったく瑕疵はないのに入獄させられたことを一度も釈明することなく、ただひたすら牢の中から、ほかの...[続きを読む]

アポロ13

宇宙開発事業関連の事故で、僕が知っている中でもっとも鮮明に覚えているのが、1986年のスペースシャトル・チャレンジャー号の事故です。打ち上げから73秒後に空中分解し、7名の乗組員が死亡したという凄惨な事故だったわけですが、テレビのニュースで何度も伝えられたことから、当時小学生だった僕の脳裏にその映像はくっきりと焼き付けられました。低温によるOリングの弾性喪失や設計ミスで燃料が漏れたことが原因だった...[続きを読む]

天使と悪魔

ベンジャミン・フルフォード著『図解 世界「闇の支配者」』によれば、イルミナティは世界を支配する集団としていまも暗躍しているとのことです。その主な構成員は、ロックフェラー家(石油メジャーとして石油利権を握り、現在は米系投資銀行を通じて原油マーケットを支配している)、ブッシュ家(ロックフェラーとともに石油利権を握るべく、親子二代の大統領時代に世界最強のアメリカ軍を動かし紛争を誘導)、ロスチャイルド家(...[続きを読む]

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

9.11の同時多発テロで破壊されたワールドトレードセンタービルの跡地は、現在アメリカ・ニューヨーク市を代表する観光地「9/11メモリアル」となっており、距離的に近くにある自由の女神を見てから訪れるケースが多いようです。かくいう僕もニューヨークを観光で訪れた時に足を運びました。ガイドブックには完全予約制でウェブサイトから申し込まないと入場できないと書いてありましたがそんなことはなく、近くにある記念館...[続きを読む]