カテゴリー別アーカイブ: アドベンチャー

ラスト・キング 王家の血を守りし勇者たち

ラスト・キング 王家の血を守りし勇者たち

ノルウェーについて知っていることと問われれば、ただ漠然と「ヴァイキングの国ですね」と答えるくらいの知識しかありません。そのヴァイキングにしても、粗野で暴力的な海賊という偏った印象しか持ち合わせておらず、そのためどことなく感情的で攻撃的な国民性なのかなと一方的に思い込んでいる次第です。歴史においては言うに及ばず、地理についてもほとんど無知識で、北欧の一国であることは間違いなく認識しているものの、スウ...[続きを読む]

ジュラシック・パーク

中生代(約2億5217万年前から約6600万年前)の三畳紀、ジュラ紀、白亜紀にかけて大繁栄した大型の爬虫類、恐竜。三畳紀では、恐竜や翼竜、ワニやカメなどが現れましたが、その終わりごろに、活発化した火山活動により地上には大量の溶岩が噴出し、気温の上昇、海水の酸性化などで生態系は大きなダメージを受け、地球上の76%の生物が絶滅。しかし、この大量絶滅を生き延びた一部の恐竜は空白になった生物的地位を埋める...[続きを読む]

アポカリプト

「マヤ文明」と聞いてピクリと反応する人は、おそらく専門家かオカルト愛好家くらいしかいないのではないかと思います。マヤ文明は、紀元前から16世紀にかけて、メキシコ・グアテマラ・ベリーズ・ホンジュラス・エルサルバドルにまたがる「中米」に成立。低地地帯に一種の宗教的都市形成が生じ、巨大なピラミッド型の大神殿や礼祭場、裁判所、市場などが建造されたそうです。たしか、世界史の教科書に出てきた記憶はあるのですが...[続きを読む]

センター・オブ・ジ・アース

「新しいことをしたい」「やってみたいことがある」「自分を変えたい」。これらは誰しもが思っていることであり、僕自身もその例にもれず常日頃考えていることであります。このように、一見ポジティブで前向きに人生を考えているように思えはしますが、実際胸の内は共通しているもの。それは「時間がないから」とか「仕事で忙しいから」とか「まだ時期じゃないから」とか、さまざまに理由をつけて「でも、ちょっと……」と留保をし...[続きを読む]

コン・ティキ

太平洋の北端のハワイ諸島、西南端のニュージーランド、東端のイースター島の3点を結ぶ、三角形の海域にある島々を指す、ポリネシア。そこに住むポリネシア人のルーツについては、本作の主人公であるトール・ヘイエルダールが唱えた南米からの植民説がありますが、1975年にハワイで建造された双胴の航海カヌー、ホクレアによる数々の実験航海や、言語学的・人類学的な各種の検証により、現在では東南アジア説が定説となってい...[続きを読む]

キング・コング

結論から言えば、とても面白い映画でした。「ジュラシックパーク」をほうふつとさせる圧倒的な映像表現と、シンプルなストーリーの中にも人間と獣の心の結びつきを表現した巧みな演技力など見どころは非常に多く、3時間という長尺ですがもうちょっと長くても良かったなというのが本音です。この作品は1933年にアメリカで上映された初代のキングコングをリメイクしたものですが、監督のピーター・ジャクソンはこの初代キングコ...[続きを読む]

ザスーラ

いま私たちが住んでいるこの地球に、まだ誰も足を踏み入れていない辺境の地はどれほど残されているでしょうか。ここで言う辺境とは、ジャングルの奥地にある手付かずの自然だとか、深海で営まれる未知の生態系だとかのことではなく、純粋に現代社会で詳らかになっていない文明や文化が息づいている地域のことです。よく地球最後の秘境などと称されるギアナ高地にしても、そういうキャッチコピーが付く時点で観光地化している証左で...[続きを読む]

ジュマンジ

この頃のロビン・ウィリアムズがすごく好きです。何が好きって、やはり何と言っても彼の子供好きしそうな笑顔。当時はまだ40歳台だったかと思いますが、働き盛りでパワフルな壮年というより、両腕を広げて孫を抱き寄せる好々爺のイメージがダブルのです。日本人の俳優に例えると誰になるのかちょっと想像つきませんが、そういった全国的に有名な人を思い浮かべるより、自分の身近な人を重ねあわせたほうがしっくりくるような、そ...[続きを読む]