カテゴリー別アーカイブ: アクション

マシンガン・プリーチャー

「神のために」「神の思し召しにより」「神がそうお望みだから」。こういう枕詞を付ければ、宗教なんて一瞬で攻撃集団に変わります。特に、世界三大宗教と呼ばれる各宗教は、世界地図をたびたび塗り替えるほど侵略と支配を繰り返し、血で血を洗う歴史をつくりあげてきました。日本の歴史教科書は西洋(アメリカ)寄りなので、キリスト教が正義の宗教団体として描かれ、神聖なるキリスト教の地で略奪の限りを尽くす暴虐なイスラム教...[続きを読む]

Mr.&Mrs.スミス

夫婦喧嘩のよくある原因として、「言葉使いや物言い」「生活態度」「家事」「金銭」などがあげられるそうです。これは別に夫婦に限らず、家族や恋人、また友人の間においてもあり得ることではありますが、やはり、まったくの赤の他人同士が法律上固く結ばれた関係となった夫婦の場合では、様相を異にするわけです。僕は独身なので実感ではなく想像でしか言えませんが、恋人や友人という関係と比べて、世間の視線がまったく別のもの...[続きを読む]

イーグル・アイ

民主主義とか平和主義とかいう言葉を聞くと、条件反射的に「自由」を連想する人は多いと思います。そうでなくとも、束縛や隷従といった奴隷社会のようなニュアンスとは異なる、社会の成熟度や国民の教養も高い近代的な国家のことを思い浮かべると思います。その通りだと思います。ローマに滅亡させられ奴隷供給地となったカルタゴや、モンゴル帝国に蹂躙されたユーラシア大陸、スペインやポルトガルの狩場となった南アメリカ、革命...[続きを読む]

TAXi

僕はタクシーをほとんど利用したことがありません。したことがないというより、できるだけ「利用したくない」と思っています。別に、タクシー独特のにおいが嫌だとか、メーターが気になって落ち着かないからだとか、運転士との相性が気になるだとかというわけではなく、なんとなく「甘えている」ような気分がしてしまうからです。もちろん、タクシーを利用することが甘えているなんてことは根拠のないことです。それに、公共交通機...[続きを読む]

シティ・オブ・ゴッド

僕の親戚に、「ブラジルのおじさん」と呼ばれている人がいます。僕の立場からすると、祖父の弟なので大叔父に当たる人で、その名の通り、ブラジルに渡って永住しているからそう呼ばれているわけです。おじさんがいつ、どのような経緯でブラジルに渡ったのかは知りません。僕が彼の存在を知ったのも小学校中学年か高学年頃のことだったし、会ったのも日本に戻ってきた時に一度か二度くらいなので、仕事で赴任したのか移民として渡っ...[続きを読む]

パリ・エキスプレス

ピザの宅配やバイク便の仕事はしたことありませんが、一度はやってみたかったと思っています。なぜ興味引かれたかというと、理由は個人的な思い込によるものでかつ漠然としているのですが、仕事中でも自分だけの時間をより多く持てると感じたからです。営業所で荷物を預かって届け先まで、ひとりでバイクを運転していくことになるので、誰とも話さなくていいし、決められた時間内に配達すれば文句も言われない。もちろん、難癖つけ...[続きを読む]

ターミネーター4

「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」といった人気ゲーム作品は、新作が出るたびに、Ⅰ・II・III・IV…といった具合に数字でタイトル付けされていくのが一般的です。これをナンバリングタイトルといいます。「シリーズ作品の派生ではない主作品」「題名に数字が入ってる作品」「正当な続編」を意味する和製英語だそうです。これに対し、番号が付いていないタイトル、たとえば「ドラゴンクエストモンスターズ」...[続きを読む]

ランボー/怒りの脱出

激しい感情に身悶えしたとき、必ず観たくなる映画があります。もちろん、その感情の種類によって観る映画は異なり、羽が生えたように心躍るような気分だったらこれ、失意のどん底に落とされた時はこれ、のんびりと何も難しいことを考えたくない時はこれ、といった感じで、実際に観るかどうかは別として特定の映画がパッと浮かんでくるものです。そんな中で、腹の底から湧き出てくるドス黒い怒りに打ち震えたときに観たくなるのが、...[続きを読む]

逃走車

南アフリカ共和国の最大都市ヨハネスブルグは、世界で最も治安の悪い犯罪都市のひとつであることはご存知かと思います。その背景は、やはり貧困。アパルトヘイト廃止後、職を求めて国外からの不法入国者を含む多くのアフリカ系とカラードが一挙に流れ込みましたが、黒人に対する差別的な教育環境のため彼らは職を得ることができず、結果として彼らの一部が犯罪へと走ることとなり治安は急速に悪化しました。これを嫌った白人富裕層...[続きを読む]

ミニミニ大作戦

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)のまとめによると、2013年度の新車販売累計台数354.3万台のうち、軽自動車の販売台数は140.8万台(39.7%)と、ほぼ4割のシェアを占めているとのこと。一世帯あたりの軽自動車普及率も全国平均で51.8%を記録するなど、軽自動車は単なる自動車の一形態ではなく、自動車そのものと言っていいのかもしれません。で、2014年の国内新車販売台数ランキングをチェックして...[続きを読む]