世界最速のインディアン

世界最速のインディアン

小学5年生の頃だったと思いますが、僕はクラスの中で1、2を争うほどの俊足の持ち主でした。体育の50メートル走のタイムではつねにトップクラスだったし、サッカーなどの球技をするときも足の早さが重視されるポジションを推されていました。そんな折、秋の運動会に向けてクラス会が開かれ、リレーのアンカーを決める話し合いが持たれました。そこで、僕を含めた足の早い生徒が何人か候補にあがったのですが、その際、担任の教...[続きを読む]

魔法にかけられて

魔法にかけられて

調べてみたところ、日本製のアニメは世界で6割超のシェアを誇っており、ヨーロッパで放送されるTVアニメの8割が日本製だとのことです。このように、日本のアニメ、ジャパニメーションは、圧倒的に世界を席巻しているわけですが、ジブリやガンダム、コナン、ワンピースなどより、小さい子供から大人まで誰もが知っているアニメといえば、ディズニーのアニメなんじゃないかなと思います。白雪姫やピノキオ、眠れる森の美女、シン...[続きを読む]

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

ベンジャミン・バトン

僕は年相応に見られることがありません。10歳くらい若く見られることが多いです。若く見られるんなら老けて見られるより全然マシじゃん、と思われたかもしれません。僕もある時期まではそう思っていました。初対面の人に「何歳に見えます?」と聞いて、思惑通り実年齢より若く見られたあと「実は○○歳です」としたり顔で正解を告げた時、相手が「えー」と驚くのが小気味よくて仕方ありませんでした。しかし、考え方を改めてから...[続きを読む]

ヘアスプレー

ヘアスプレー

僕はジェルやワックスなどの整髪料は一切付けない派です。本当は、しっかり固めて立たせたりして髪型に変化をつけたいとは思うのですが、髪質自体がストレート過ぎる直毛で、たとえ整髪料を付けても最初の2、3時間くらいは持続してくれているのですが、いつの間にか効果が抜けて落ちてしまい、元の状態に戻ってしまうのです。もちろん、超強力な整髪料を大量に塗りたくれば一日じゅう持続するのでしょうが、僕がベタベタした感触...[続きを読む]

最強のふたり

最強のふたり

僕は、生真面目で面白みのない人間と思われることが多いです。実際そうです。僕自身、それを自覚しています。飲み会でお酒を飲んで騒ぐのが大嫌いで、顔合わせ会であれ忘年会であれ二次会は理由をつけて参加しないし、昼休みに同僚と連れ立って一緒に食事に行くこともないし、仕事の合間に雑談をしてリラックスし合うことが気の利いたことだと思わない。だいいち、冗談を言うことが苦手、というより嫌いです。誰かから僕に面白いこ...[続きを読む]

カンフーハッスル

カンフーハッスル

もうかなり前の話ですが、国際交流活動をしていたとき、香港人の友人から英語名をもらったことがあります。「リチャード」です。名前をつけてくれた彼はたしかウィルソンという英語名で、名付ける際には有名な俳優に似てるからとか特別な意味はなく(僕はリチャード・ギアには全然似てません)、ほぼ思いつきであだ名をつけるような感じなんだそうです。実際、香港では自分で名付けるケースがほとんどで、英語に限ることはなく別の...[続きを読む]

八日目の蝉

八日目の蝉

僕はマジョリティを避けるきらいがあります。マジョリティと言っても位置づけはさまざまですが、僕が言うマジョリティとは「圧倒的多数の支持」のこと。メディアなどで登場すれば大歓声、大歓喜を受けるような人にはそっぽを向きます。その人の人間性がどうというより、僕自身がそういう流行の波に乗せられてしまうのが嫌なのです。かつて若貴ブームの時、どちらかが土俵にあがってテレビの内外から大歓声を受けているとき、僕は必...[続きを読む]

トワイライト 初恋

トワイライト 初恋

僕は生まれてこのかた30年以上、一度も鼻血を出したことがありません。鼻血が出る原因として、血圧上昇、衝突などによる外傷、チョコレートの食べ過ぎ、エロイこと考えてたから、などいろいろ言われていますが、小学校、中学校時代でよく遭遇した鼻血の原因ナンバーワンは、ケンカでした。病気や感染症が原因で鼻からの出血が止まらないというケースは見なかったと思います。高校になってから以降、友人や同僚が鼻血を出している...[続きを読む]

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

僕が生まれた町は海沿いにあります。遠洋漁業用の大型漁船が拠点にする本格的な港町ではありませんでしたが、岸壁で釣りをする人や春先には潮干狩りに来る人たちで賑わいます。僕の家は山を切り開いた住宅地にあったため、海まで行くのに車で40分ほどかかりましたが、食卓には海藻や貝、親戚が釣ってきた魚などがよく並んだため、海はつねに身近に感じていました。その反面、地形的に海が都心へ出るための障壁となっていたため、...[続きを読む]

マイケル

マイケル

アメリカだけに限りませんが、生まれた子に、宗教にゆかりのある名前をつけるケースが多くあります。たとえば、キリスト教徒だったらジョン、ピーター、ポール、マリア、キャサリン、モニカといった具合。あと、イスラム教徒とかヒンドゥー教徒にも同じ傾向があると思われます。いずれも信仰心の厚い、あるいは宗教が国柄を表している(こんなふうに表現してしまうのも日本人らしいのですが)国または地域だからこその風習だと思い...[続きを読む]