カミーユ、恋はふたたび

カミーユ、恋はふたたび

過去に戻ってやり直すことが一度だけできるとしたら、多くの人が「恋愛」関係のシチュエーションを選択することと思います。その理由は単純で、恋愛の失敗がその人に与える影響がとてつもない悔恨を伴うものであるとともに、そのあまりの失落感からまたやり直そうと思う気力すら奪われてしまうものであるからで、タイムスリップという人知の及ばない方法しかないと考えるからです。失恋したら気持ちを入れ替えて前を向こうなんて模...[続きを読む]

靴職人と魔法のミシン

靴職人と魔法のミシン

僕はこれまでずっと職場が服装自由だということもあり、普段でも仕事に行くのも服装はカジュアルです(適当という意味のカジュアル)。したがって、靴はそれに合わせる形で、カジュアルな定番系のスニーカー。履くたびに靴紐を結くのが好きでないので、靴べらをかませるだけで履けるものに限ります。スニーカーといってもいろいろありますが、コンバースやオールスターのは持っておらずニューバランスオンリーです。メーカーが好き...[続きを読む]

シャッター アイランド

シャッターアイランド

精神科が設置されている病院には、閉鎖病棟あるいは隔離病棟と呼ばれる病棟があります。任意入院のそれとは構造が異なり、文字通り出入り口が施錠され、自由に出入りできない病棟のことです。そこに入院するのは、急性期の精神疾患で興奮のために不穏、多動、暴力といった行為が認められる患者。具体的には、自傷や自殺の恐れがある、本人が意識しない自傷的な行為がある(自傷行為や自殺念慮)、他傷の恐れがある(急性期の統合失...[続きを読む]

王になった男

王になった男

男と女が入れ替わったり、貧しい家の娘が王子から求婚されたり、動物が人間の魂を取って代わったり、現実ではあり得ない逆転現象というのはしばしば漫画やドラマの題材にされますね。この映画もその類だろうと高をくくり、いろいろ調べてみると、設定自体は創作だったということよりもっと興味深い事実が浮かび上がってきました。それは、本作の主人公光海君という人物は朝鮮朝の王における「暴君」のうちのひとりだということ。た...[続きを読む]

パディントン

パディントン

パディントンに限らないのですが、クマという動物は可愛らしくて愛嬌のあるキャラクターとして描かれることが多いように思います。ミッキーマウスやトムとジェリーなどのように、あちこち動き回ったりピョンピョン飛び回っているのではなく、どこかのんびりキョトンとしている感じ。検索してみると、くまのプーさんをはじめ、リラックマ、ファーファ、ブラウン(LINE)、モモとコモモ(ソネット)、くまモンなど、すでにお馴染...[続きを読む]

25年目の弦楽四重奏

25年目の弦楽四重奏

日本にいるときはクラシックコンサートにはまったく足を運ばない僕ですが、ヨーロッパではそれぞれの国ごとに聴きに行ってました。いや、日本人が演奏するクラシックが嫌いなわけでなく、なんとなく日本本来の音楽ではないから気分が乗らないため、わざわざ聴きに行くまでもなく、海外の有名なオーケストラのCDを聞けば十分だと思っているからです。そんな僕がなぜヨーロッパでは足繁くクラシックコンサートに通ったのか。それは...[続きを読む]

デリカテッセン

デリカテッセン

肉食か菜食かと聞かれると、ちょっと困ってしまいます。普段食事するときは、外食の場合は栄養のバランスをほぼ気にせず直感的に選んでますし、自分で調理する場合も肉を調味料と炒めるか生野菜をボールに開けて食べるかなので、どちらに極端に偏っていることはないです。ま、そもそも人間は雑食なので単純に肉か野菜かで区別することなんてできないわけですが、どちらかと言えば、肉食のほうでしょうか。とは言え、海の幸山の幸が...[続きを読む]

ジャンヌ・ダルク

ジャンヌ・ダルク

いまとなっては世界史上の人物というより、ソーシャルゲームの最高レアキャラとして認識されることが多くなってしまった感のあるジャンヌ・ダルク。貴い生まれではないごく普通の少女がある日、神のお告げを聞いたことでフランス軍を率いることとなり、敵対するイングランド軍を蹴散らすというヒロイックなエピソードがファンタジーっぽくて、スマホ向けのゲームではもはや欠かせない存在となっているのはたしかなこと(北欧神話も...[続きを読む]

マンイーター

マンイーター

「ワニ 人食い」で検索すると、身の毛もよだつようなレポートともに、大きな口を開けた巨大なワニの画像が見られるサイトがいくつもヒットします。中でも、人食いワニと紹介されており桁違いのスケールを誇る「イリエワニ」には戦慄せざるを得ません。体重が1トン以上もあり体長の平均は6mといいますから人間が素手でかなうはずがありません。目の前を通り過ぎるものは何でも食べてしまうという点からして勝てる気がしませんね...[続きを読む]

マイ・ビューティフル・ランドレット

マイ・ビューティフル・ランドレット

この映画は、パキスタン系でロンドンに住む青年オマールが、友人であるイギリス人のジョニーとコインランドリーの経営を成功させ、ジョニーとの男同士の恋情を深めていくという話。しかし、特にビジネス要素があるわけではなく、旧宗主国と旧植民地との溝は埋まらないながらも、社会的立場が逆転したオマールとジョニーの密な関係を描くことにスポットを当てた作品です。国同士では慣習的な上下関係が存在すれど、個人単位ではそれ...[続きを読む]